LOGNORM.INV 関数

Excel 2010+

概要

LOGNORM.INV関数は、対数正規分布の累積分布関数の逆関数を計算します。指定された確率値から、ln(x)が正規分布に従う対数正規分布のx値を求めます。金融モデルやリスク分析で頻繁に使用される統計関数です。

構文

LOGNORM.INV(確率, 平均, 標準偏差)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
確率 数値 はい 対数正規分布に伴う累積確率を指定(0超1未満)
平均 数値 はい ln(x)の平均値(正規分布のパラメータ)
標準偏差 数値 はい ln(x)の標準偏差(正の値)

LOGNORM.INV関数の使用

LOGNORM.INVは、対数正規分布のパラメータから特定の確率に対応する値を逆算します。オプション価格計算、需要予測、信頼区間計算などで活用されます。LOGNORM.DISTと組み合わせて分布分析を行います。

LOGNORM.INVの一般的な例

基本的な逆分布計算

=LOGNORM.INV(0.039084, 3.5, 1.2)

指定確率0.039084に対する対数正規分布のx値を計算。結果:約4.0000252

95%信頼水準の計算

=LOGNORM.INV(0.95, 5, 0.8)

平均5、標準偏差0.8の対数正規分布の95%点値を求めます

売上予測の上限値

=LOGNORM.INV(0.9, LN(100000), 0.3)

平均売上10万円の対数正規分布で90%確率以下の最大値を計算

よくある質問

#NUM!エラーが返されます。確率は0超1未満の範囲で指定してください。

#NUM!エラーが発生します。標準偏差は正の値を指定する必要があります。

LOGNORM.INV(p, μ, σ) = x において、p = LOGNORM.DIST(x, μ, σ)が成り立ちます。

一般的なエラーと解決策

#NUM!エラー

Cause: 確率が0以下または1以上、または標準偏差が0以下

Solution: 確率を0超1未満に、標準偏差を正の値に修正してください

#VALUE!エラー

Cause: 引数に数値以外が指定されている

Solution: すべての引数を数値で指定してください

注記

  • Excel 2010以降で利用可能
  • 対数正規分布は正の値のみを扱います
  • 金融分野で株価やオプション価格のモデリングに使用
  • LOGNORM.DIST関数とセットで使用推奨

互換性

利用可能: Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2007以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2010+