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MINVERSE関数
概要
MINVERSE関数は、正方行列の逆行列を計算して返します。線形代数で多変数連立方程式を解く際に重要な関数で、行列とその逆行列の積は単位行列となります。配列数式として使用する必要があります。
構文
MINVERSE(配列)
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 配列 | Array |
はい | 逆行列を求める対象となる正方行列(行数=列数) |
MINVERSE関数の使用
MINVERSEは線形代数の基本演算である逆行列計算を実行します。複数の変数を含む連立方程式を解く際に使用され、MMULT関数と組み合わせて解を求めます。配列数式として入力する必要があります。
MINVERSEの一般的な例
2×2行列の逆行列計算
=MINVERSE(A1:B2)
A1:B2範囲の2×2正方行列の逆行列を計算。結果を同じサイズの範囲を選択してから配列数式として入力。
3×3行列の逆行列
=MINVERSE(A1:C3)
3×3行列A1:C3の逆行列を計算し、単位行列との積が単位行列になることを確認。
よくある質問
はい。Microsoft 365ではEnterキー、それ以外ではCtrl+Shift+Enterで配列数式として確定します。
行列式が0の行列は逆行列を持たず、#NUM!エラーが返されます。
#VALUE!エラーが発生します。数値のみの正方行列を指定してください。
一般的なエラーと解決策
#NUM!エラー
Cause: 指定した行列に逆行列が存在しない(行列式=0)
Solution: 行列式を計算して0でないことを確認し、逆行列が存在する行列を使用
#VALUE!エラー
Cause: 配列が正方行列でない、または空セル・テキストを含む
Solution: 行数=列数の数値のみで構成された正方行列を指定
単一値のみ返される
Cause: 配列数式として入力されていない
Solution: 出力範囲を選択後、Ctrl+Shift+Enter(またはEnter in Microsoft 365)で入力
注記
- 配列にはセル範囲、配列定数、名前のいずれかを指定可能
- 計算精度は約16桁で微小な誤差が生じる場合あり
- MMULT関数と組み合わせて連立方程式Ax=bの解x=BINV(A)*bを計算
- Microsoft 365では動的配列に対応し入力を簡素化
互換性
利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365
利用不可: Excel 2003以前
コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+