GAMMA.DIST関数

Excel 2010+

概要

GAMMA.DIST関数はガンマ分布の値を返します。この関数を使用することで、正規分布に従わない変数の分析が可能になります。待ち行列分析などで広く活用される統計関数です。

構文

GAMMA.DIST(x, α, β, 累積)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
x 数値 はい 分布を評価する値(x≥0)
α 数値 はい 形状パラメーター(α>0)
β 数値 はい 尺度パラメーター(β>0)
累積 論理値 はい TRUE=累積分布、FALSE=確率密度

GAMMA.DIST関数の使用

GAMMA.DIST関数は統計解析で頻繁に使用されるガンマ分布を扱います。確率密度関数(FALSE)と累積分布関数(TRUE)の両方を計算でき、待ち行列解析、信頼性工学、品質管理などで活用されます。

GAMMA.DISTの一般的な例

確率密度関数の計算

=GAMMA.DIST(10,9,2,FALSE)

x=10、α=9、β=2の条件で確率密度関数を計算。結果:0.032639

累積分布関数の計算

=GAMMA.DIST(10,9,2,TRUE)

同じ条件で累積分布関数を計算。結果:0.068094

標準ガンマ分布

=GAMMA.DIST(5,3,1,FALSE)

β=1の標準ガンマ分布の確率密度を計算

よくある質問

GAMMA.DISTは新しいバージョンで、旧バージョンのGAMMA.DISTと同じ結果を返しますが、より正確な計算を行います。

いいえ、全てのパラメーターは必須です。

一般的なエラーと解決策

#NUM! エラー

Cause: x<0、またはα≤0、β≤0の場合

Solution: 全てのパラメーターが正の数値であることを確認してください。

#VALUE! エラー

Cause: 非数値引数を指定した場合

Solution: 数値のみを入力してください。

注記

  • α=1の場合、指数分布と同じ結果になります。
  • 正の整数αではアーラン分布と呼ばれます。
  • χ二分布との関係:α=n/2、β=2、累積=TRUEの場合、1-CHISQ.DIST.RT(x)と同等
  • 待ち行列理論や信頼性解析で頻用されます

互換性

利用可能: Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2007以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2010+