POISSON.DIST関数

Excel 2010+

概要

POISSON.DIST関数は、ポアソン分布に基づく確率値を計算します。一定期間内に発生する事象の回数を予測する際に使用され、例えば1分間に通過する車の台数などを分析できます。累積確率または個別確率を選択可能です。

構文

POISSON.DIST(イベント数, 平均, 関数形式)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
イベント数 Number はい 生じる事象の数。負の値は#NUM!エラー。非数値は#VALUE!エラー。
平均 Number はい 一定時間内の事象平均発生数。負の値は#NUM!エラー。
関数形式 Boolean はい TRUEで累積ポアソン確率、FALSEで個別ポアソン確率を返します。

POISSON.DIST関数の使用

POISSON.DISTは品質管理、通信トラフィック分析、サービス待ち時間予測など、稀な事象の発生頻度をモデル化する際に活用されます。累積形式で閾値以下の確率、個別形式で特定発生数の確率を計算します。

POISSON.DISTの一般的な例

累積ポアソン確率の計算

=POISSON.DIST(2,5,TRUE)

平均5回の事象で2回以下の累積確率を計算(結果:0.1247)

個別ポアソン確率の計算

=POISSON.DIST(2,5,FALSE)

平均5回の事象でちょうど2回の確率を計算(結果:0.0842)

交通量予測

=POISSON.DIST(10,8,TRUE)

平均8台/分の交通量で10台以下の累積確率

よくある質問

小数点以下は切り捨てられ整数値として処理されます。

いいえ、3つの引数すべてが必要です。

電話の着信回数、欠陥発生数、来客数などの稀な事象予測に適しています。

一般的なエラーと解決策

#NUM!エラー

Cause: イベント数または平均が負の値

Solution: 0以上の値を入力してください

#VALUE!エラー

Cause: 数値でない引数

Solution: 数値またはセル参照を確認してください

小数点以下の無視

Cause: イベント数に小数を使用

Solution: 整数値を使用するか切り捨てを考慮してください

注記

  • Excel 2010以降で利用可能(旧版ではPOISSON関数)
  • ポアソン分布は事象が独立かつ一定率で発生する場合に適用
  • 大規模データではBINOM.DISTと結果が近似します

互換性

利用可能: Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2007以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2010+