LOGINV関数

Excel 2007+

概要

LOGINV関数は、対数正規分布の累積分布関数の逆関数を計算します。指定された確率値に対して、ln(x)が正規分布に従うxの値を求めます。統計分析やリスク評価で活用される中級レベルの関数です。

構文

LOGINV(確率, 平均, 標準偏差)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
確率 Number はい 対数正規分布に伴う累積確率値(0を超え1未満)
平均 Number はい 自然対数ln(x)の平均値
標準偏差 Number はい 自然対数ln(x)の標準偏差(0より大きい)

LOGINV関数の使用

LOGINVは対数正規分布のパラメータから特定の確率に対応する値を逆算します。金融リスク分析、品質管理、信頼性工学などで多用され、LOGNORM.DIST関数の逆関数として機能します。

LOGINVの一般的な例

基本的な使用例

=LOGINV(A2,A3,A4)

セルA2の確率0.039084、A3の平均3.5、A4の標準偏差1.2を使用して逆関数値を計算。結果:約4.0000252。

リスク分析例

=LOGINV(0.95,B1,B2)

95%の確率水準で、平均B1・標準偏差B2のパラメータから閾値値を算出。

よくある質問

LOGINVは旧バージョン関数で、現在はLOGNORM.INVが推奨されます。計算精度が向上し、命名も明確になっていますが、LOGINVも下位互換性で使用可能。

#NUM!エラーが発生します。確率は0より大きく1より小さい値で指定してください。

できません。標準偏差は正の値のみ有効で、0以下で#NUM!エラーが返されます。

一般的なエラーと解決策

#NUM!エラー

Cause: 確率が0以下または1以上、標準偏差が0以下

Solution: 確率を(0,1)の範囲に、標準偏差を正の値に修正

#VALUE!エラー

Cause: 引数に数値以外が指定されている

Solution: 全ての引数を数値で入力してください

注記

  • 将来のExcelバージョンで非推奨になる可能性あり。LOGNORM.INVへの移行を推奨。
  • p = LOGNORMDIST(x,平均,標準偏差) ⇔ x = LOGINV(p,平均,標準偏差)の関係。
  • 対数変換データの分析に特化。

互換性

利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2003以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+