HYPGEOMDIST 関数

Excel 2007+

概要

HYPGEOMDIST 関数は、有限母集団から抽出された標本の超幾何分布確率を計算します。指定された成功数、標本サイズ、母集団成功数、母集団サイズに基づく確率を返します。置き換えなし抽出を前提とした統計分析に最適です。

構文

HYPGEOMDIST(標本の成功数, 標本数, 母集団の成功数, 母集団の大きさ)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
標本の成功数 Number はい 標本内で成功した項目数を指定します
標本数 Number はい 標本抽出時の総項目数を指定します
母集団の成功数 Number はい 母集団全体の成功項目数を指定します
母集団の大きさ Number はい 母集団の総項目数を指定します

HYPGEOMDIST関数の使用

HYPGEOMDISTは品質管理、検査工程、有限集団サンプリングなどで使用されます。ロット検査や欠陥率分析、抽出手順の確率評価に有効です。新しいHYPGEOM.DIST関数への移行を推奨します。

HYPGEOMDISTの一般的な例

品質検査の例

=HYPGEOMDIST(1,4,8,20)

20個中8個が良品の母集団から4個抽出して1個良品だった確率を計算(結果:0.3633)

欠陥品検査

=HYPGEOMDIST(2,5,10,50)

50個中10個欠陥品のロットから5個検査し2個欠陥が見つかる確率

標本成功数0の場合

=HYPGEOMDIST(0,3,5,25)

25個中5個成功品から3個抽出し成功品0個の確率

よくある質問

HYPGEOMDISTは旧関数で下位互換性のために残されています。HYPGEOM.DISTが精度向上版で推奨されます。

小数点以下が切り捨てられて整数として処理されます。

#NUM!エラーが発生します。

一般的なエラーと解決策

#NUM!エラー

Cause: 標本の成功数が標本数より大きい、または負の値

Solution: 成功数を0以上かつ標本数以下の範囲で指定してください

#VALUE!エラー

Cause: 数値以外の引数を指定

Solution: 全ての引数に数値または数値セル参照を指定

#NUM!エラー(母集団)

Cause: 母集団の成功数が母集団サイズを超える

Solution: 母集団成功数を0以上かつ母集団サイズ以下の範囲に

注記

  • 非整数値は切り捨て処理されます
  • HYPGEOM.DISTへの移行を強く推奨
  • Excel将来バージョンで非推奨になる可能性
  • 品質管理・検査工程で頻用

互換性

利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2003以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+