PHI 関数

Excel 2013+

概要

PHI関数は、指定された値に対する標準正規分布(平均0、標準偏差1)の確率密度関数値を計算します。統計解析や品質管理、仮説検定などで頻繁に使用される重要な関数です。

構文

PHI(x)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
x Numeric はい 標準正規分布の密度関数を評価するx座標値

PHI関数の使用

PHI関数は統計学の基礎を支える関数で、正規分布曲線上の特定の点の高さを求めます。Zスコアの確率密度を計算する際に使用され、統計表の代わりとして活用できます。

PHIの一般的な例

基本的な使用例

=PHI(0.75)

x=0.75における標準正規分布の密度値(約0.301)を返します。

Zスコアの密度計算

=PHI(A1)

セルA1に格納されたZ値を基に密度を計算します。

複数の値で計算

=PHI(B1:B10)

範囲内の各Z値に対する密度値を配列で返します(ダイナミック配列対応)。

よくある質問

標準正規分布(平均0、標準偏差1)の確率密度関数値を計算します。

はい、任意の実数(正・負)を指定できます。関数は対称性を保ちます。

無効な数値(#NUM!)または非数値データ(#VALUE!)でエラーが発生します。

一般的なエラーと解決策

#NUM! エラー

Cause: x引数が無効な数値(例:非常に大きな値)

Solution: 有効な実数値を入力してください

#VALUE! エラー

Cause: x引数が数値以外のデータ型

Solution: 数値または数値として解釈可能な値を指定してください

注記

  • Excel 2013以降で利用可能
  • x=0で最大値(約0.3989)を取得
  • 正規分布の対称性によりPHI(-x)=PHI(x)
  • NORM.DIST関数と組み合わせて使用可能

互換性

利用可能: Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2010以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2013+