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NORM.DIST関数
概要
NORM.DIST関数は、指定した平均と標準偏差を持つ正規分布の値を計算します。統計解析、品質管理、仮説検定など幅広い場面で活用される基本的な分布関数です。累積分布関数と確率密度関数の両方を計算可能です。
構文
NORM.DIST(x,平均,標準偏差,累積)
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| x | 数値 |
はい | 分布関数に代入する値(x座標) |
| 平均 | 数値 |
はい | 正規分布の平均値(μ) |
| 標準偏差 | 数値 |
はい | 正規分布の標準偏差(σ、正の値) |
| 累積 | 論理値 |
はい | TRUE:累積分布関数、FALSE:確率密度関数 |
NORM.DIST関数の使用
NORM.DISTは統計学の基礎となる正規分布を扱う関数です。累積=TRUEで指定した値以下の確率を、FALSEでその点での密度を計算します。品質管理図、試験結果分析、金融リスク評価などで頻繁に使用されます。
NORM.DISTの一般的な例
累積分布関数の計算
=NORM.DIST(42,40,1.5,TRUE)
平均40、標準偏差1.5の分布で、42以下の確率を計算(約90.88%)
確率密度関数の計算
=NORM.DIST(42,40,1.5,FALSE)
同じ条件でx=42での確率密度を計算(0.10934)
品質管理での使用
=NORM.DIST(B2,100,5,TRUE)
平均100、標準偏差5の製品で、B2以下の不良率を計算
よくある質問
TRUEは指定値以下の累率(CDF)を、FALSEはその点の密度(PDF)を返します。
#NUM!エラーが発生します。標準偏差は必ず正の値を指定してください。
平均=0、標準偏差=1、累積=TRUEの場合、NORM.S.DISTと同じ結果になります。
一般的なエラーと解決策
#NUM!エラー
Cause: 標準偏差が0以下
Solution: 標準偏差を正の値に修正してください
#VALUE!エラー
Cause: 数値でない引数
Solution: 全ての数値引数に数値を入力してください
累積引数の誤り
Cause: 論理値以外を指定
Solution: TRUE/FALSEまたは1/0を指定してください
注記
- Excel 2007以降で使用可能(旧版はNORMDIST関数)
- 金融分野ではVaR(バリューアットリスク)計算に使用
- 品質管理では工程能力指数Cp/Cpk計算に必須
- NORM.INV関数と組み合わせて分位点計算が可能
互換性
利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365
利用不可: Excel 2003以前
コンテンツ最終レビュー: December 11, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+