NORM.S.INV 関数

Excel 2010+

概要

NORM.S.INV 関数は、標準正規分布(平均0、標準偏差1)の累積分布関数の逆関数値を返します。指定した確率に対応するz値を計算し、統計解析や品質管理で広く活用されます。

構文

NORM.S.INV(確率)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
確率 Number はい 標準正規分布における累積確率(0 < 確率 < 1)を指定

NORM.S.INV関数の使用

NORM.S.INVは統計分析で指定確率に対応するz値を求める際に使用します。品質管理の管理図作成、仮説検定の臨界値計算、信頼区間の算出などに最適です。

NORM.S.INVの一般的な例

基本的な使用例

=NORM.S.INV(0.908789)

確率0.908789に対応するz値を計算(結果:約1.333)

95%信頼水準のz値

=NORM.S.INV(0.975)

片側95%信頼区間のz値を取得(結果:約1.96)

5%有意水準の臨界値

=NORM.S.INV(0.05)

片側5%の左側臨界値を取得(結果:約-1.645)

よくある質問

#NUM!エラーが返されます。確率は0超1未満の範囲で指定してください。

NORM.S.INVは標準正規分布(平均0、標準偏差1)専用、NORM.INVは任意の平均・標準偏差に対応します。

z値計算、信頼区間、仮説検定、管理図作成などで使用します。

一般的なエラーと解決策

#VALUE!エラー

Cause: 確率に数値以外を指定

Solution: 数値のみを確率引数に指定してください

#NUM!エラー

Cause: 確率が0以下または1以上

Solution: 0 < 確率 < 1の範囲で指定してください

注記

  • NORM.S.DISTとの逆関数関係:NORM.S.DIST(NORM.S.INV(確率), TRUE) = 確率
  • 反復計算手法により高精度な結果
  • Excel 2010以降で利用可能

互換性

利用可能: Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2007以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2010+