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FORECAST.ETS.STAT 関数
概要
FORECAST.ETS.STAT 関数は、時系列データの予測モデルで使用される統計量を返します。指数三重平滑化 (ETS) アルゴリズムに基づくモデルの精度やパラメータ情報を取得し、予測の信頼性を評価できます。
構文
FORECAST.ETS.STAT(値, タイムライン, 統計タイプ, [季節性], [データの補完], [集計])
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 値 | 数値配列 |
はい | 予測に使用する履歴データ(数値の範囲) |
| タイムライン | 日付/時刻配列 |
はい | 値に対応する等間隔の日付または時刻の範囲 |
| 統計タイプ | 数値 |
はい | 取得する統計量の種類(1=α値, 2=β値, 3=γ値, 4=MASE, 5=MAPE, 6=SMAPE, 7=MAE, 8=RMSE) |
| 季節性 | 数値 |
いいえ | 季節性の期間(自動検出時は省略) |
| データの補完 | 数値 |
いいえ | 欠損値の処理方法(0=無視, 1=補間) |
| 集計 | 数値 |
いいえ | 複数値の集計方法(0=平均, 1=合計, 2=カウント) |
FORECAST.ETS.STAT関数の使用
FORECAST.ETS.STAT 関数は、FORECAST.ETS 関数で作成した予測モデルの品質を評価するために使用します。モデルのパラメータ(平滑化定数)や予測精度(誤差指標)を確認することで、予測結果の信頼性を判断できます。
FORECAST.ETS.STATの一般的な例
平滑化定数α値の取得
=FORECAST.ETS.STAT(B2:B13,A2:A13,1)
売上データの予測モデルにおけるα値(平滑化定数)を取得します。
予測精度(MASE)の確認
=FORECAST.ETS.STAT(B2:B13,A2:A13,4)
MASE(平均絶対スケーリング誤差)を取得し、予測精度を評価します。
季節性定数γ値の確認
=FORECAST.ETS.STAT(B2:B13,A2:A13,3,12)
12ヶ月の季節性を持つデータでγ値(季節性平滑化定数)を取得します。
よくある質問
1=α値(平滑化), 2=β値(トレンド), 3=γ値(季節性), 4=MASE, 5=MAPE, 6=SMAPE, 7=MAE, 8=RMSEです。
季節性パラメータを省略するか0を指定すると、Excelが自動的に検出します。
データの補完パラメータで制御(0=無視、1=線形補間)。
一般的なエラーと解決策
#VALUE! エラー
Cause: 値またはタイムラインの範囲が一致しない
Solution: 両方の範囲が同じ行数で等間隔であることを確認
#NUM! エラー
Cause: 統計タイプの値が1〜8の範囲外
Solution: 1〜8の数値を指定
#N/A エラー
Cause: データが不足または予測不可能
Solution: 十分な履歴データ(少なくとも2周期分)を用意
注記
- Excel 2016以降で使用可能
- タイムラインは等間隔である必要があります
- 統計タイプ1〜3でモデルのパラメータ、4〜8で精度指標を取得
- MASE値が1未満なら良好な予測精度です
互換性
利用可能: Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365
利用不可: Excel 2013以前
コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2016+