FACT 関数

Excel 2007+

概要

FACT関数は指定した数値の階乗を計算します。階乗とは1×2×3×…×数値の積で、順列の計算や組み合わせ問題で頻繁に使用されます。Excelで数学的計算や統計分析を行う際に必須の基本関数です。

構文

FACT(数値)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
数値 Number はい 階乗を求める正の数値。非整数時は小数点以下切り捨て

FACT関数の使用

FACT関数は数学的計算、確率統計、順列計算で使用されます。組み合わせ問題の分母や分子で階乗が必要な場合に活用。データ分析や科学計算で階乗計算が必要な場面で重宝します。

FACTの一般的な例

基本的な階乗計算

=FACT(5)

5! = 1×2×3×4×5 = 120 を返します。

小数値の処理

=FACT(1.9)

1.9は1に切り捨てられ、1! = 1 を返します。

0の階乗

=FACT(0)

数学的に0! = 1 を正しく返します。

順列計算での使用

=FACT(6)/FACT(2)

6個から2個を選ぶ順列 P(6,2) = 30 を計算します。

よくある質問

小数点以下の部分は切り捨てられ、整数部分のみで階乗計算されます。例:FACT(3.7) = FACT(3) = 6

負の数では階乗が定義されないため #NUM! エラーが返されます。

数学的に 0! = 1 なので、1 が返されます。

一般的なエラーと解決策

#NUM! エラー

Cause: 負の数を入力した

Solution: 正の数値または0を入力してください

#VALUE! エラー

Cause: 数値以外の値を入力した

Solution: 数値形式で入力してください

注記

  • 階乗は52!以降でExcelの数値精度限界を超えます(約1.2688693E+68)
  • 組み合わせ計算では FACT(n)/(FACT(k)*FACT(n-k)) の形で使用
  • 統計分野の多項分布やポアソン分布で基礎計算に使用

互換性

利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可:

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+