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NORMINV関数
概要
NORMINV関数は、指定された平均と標準偏差を持つ正規分布の累積分布関数の逆関数値を返します。指定した確率に対応する分布内の値を効率的に求め、統計解析や品質管理で活用されます。
構文
NORMINV(確率,平均,標準偏差)
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 確率 | Number |
はい | 正規分布の累積確率(0 < 確率 < 1) |
| 平均 | Number |
はい | 分布の平均値(算術平均) |
| 標準偏差 | Number |
はい | 分布の標準偏差(正の値) |
NORMINV関数の使用
NORMINVは正規分布の逆関数として、与えられた確率から分布内の具体的な値を逆算します。品質管理、試験点数分析、リスク評価などで、特定の確率位置にある値を求める際に使用します。NORM.INVの旧版として下位互換性を保っています。
NORMINVの一般的な例
基本的な使用例
=NORMINV(A2,A3,A4)
A2の確率(0.908789)、A3の平均(40)、A4の標準偏差(1.5)から逆分布値を計算。結果:42.000002。品質管理の閾値計算などに使用。
標準正規分布
=NORMINV(0.95,0,1)
標準正規分布(平均0、標準偏差1)で上位5%点(95%確率)を求めます。
試験点数分析
=NORMINV(0.9,75,10)
平均75点、標準偏差10の試験で上位10%の得点閾値を計算。
よくある質問
NORM.INVが新しい高精度版。NORMINVは後方互換性のために残っていますが、新規作成ではNORM.INVを推奨。
#NUM!エラーが返されます。確率は0超~1未満の範囲で指定してください。
#NUM!エラーが発生します。標準偏差は正の値で指定する必要があります。
一般的なエラーと解決策
#NUM!
Cause: 確率が0以下または1以上、標準偏差が0以下
Solution: 確率を0超~1未満、標準偏差を正の値に修正
#VALUE!
Cause: 引数に数値以外が指定
Solution: 全ての引数を数値で入力
#N/A
Cause: 反復計算が100回で収束せず
Solution: 引数の値を確認し、適切な範囲で再計算
注記
- 平均0、標準偏差1時はNORMSINV関数と同等
- NORMDIST関数と精度が連動
- 将来のExcelで非推奨になる可能性あり(NORM.INV推奨)
- 反復計算アルゴリズム使用
互換性
利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365
利用不可: Excel 2003以前
コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+