IMABS 関数

Excel 2007+

概要

IMABS 関数は、指定された複素数の絶対値を計算します。文字列形式("x+yi" または "x+yj")で表された複素数から、その大きさを迅速に求められます。工学・科学分野での複素数計算に欠かせない関数です。

構文

IMABS(複素数)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
複素数 String はい 絶対値を求める複素数。文字列形式("x+yi"または"x+yj")で指定します。

IMABS関数の使用

IMABS関数は複素数の絶対値(モジュラス)を計算するために使用します。電気工学、信号処理、物理学などで頻繁に使用される関数で、COMPLEX関数と組み合わせて使用するのが一般的です。複素数の大きさを求める際に数学の√(x²+y²)を直接計算する代わりに、この関数を使用することで計算を簡素化できます。

IMABSの一般的な例

基本的な絶対値計算

=IMABS("5+12i")

複素数5+12iの絶対値を計算。結果は13(√(5²+12²)=13)が返されます。

COMPLEX関数との組み合わせ

=IMABS(COMPLEX(3,4))

COMPLEX関数で作成した複素数3+4iの絶対値を計算。結果は5が返されます。

実数部の確認

=IMABS("7+0i")

純粋な実数7の絶対値を計算。結果は7が返されます。

よくある質問

"x+yi"または"x+yj"の文字列形式で指定します。xが実数部、yが虚数部です。

IMABSは絶対値(大きさ)を、IMREALは実数部を、IMAGINEは虚数部をそれぞれ返します。

はい、"3-4i"のように負の虚数部も正しく計算されます。

一般的なエラーと解決策

#NUM! エラー

Cause: 複素数の形式が正しくない

Solution: "x+yi"または"x+yj"の正しい形式で指定してください。

#VALUE! エラー

Cause: 引数が複素数の文字列でない

Solution: 文字列形式で複素数を指定してください。

注記

  • 絶対値の計算式:|z| = √(x² + y²) (z = x + yi)
  • Excel 2007以降で使用可能
  • 国際的な複素数表記に対応(i/j)
  • IEEE標準に準拠した計算

互換性

利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2003以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+