クイックナビゲーション
F.INV 関数
概要
F.INV 関数は F 分布の累積分布関数に対する逆関数値を返します。指定した確率値に対応する F 分布の臨界値を計算し、統計分析で分散分析や F 検定に使用されます。2つのデータセットの分散比を比較する際に重要です。
構文
F.INV(確率, 自由度1, 自由度2)
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 確率 | 数値 |
はい | 0 ≤ 確率 ≤ 1 の範囲で F 分布の累積確率を指定 |
| 自由度1 | 整数 |
はい | F 分布の分子側の自由度(1以上) |
| 自由度2 | 整数 |
はい | F 分布の分母側の自由度(1以上) |
F.INV関数の使用
F.INV 関数は統計学で F 検定を行う際に使用されます。2つのサンプルの分散が等しいかを検定する際に、指定した有意水準(確率)に対応する臨界値を求めます。品質管理、実験計画、仮説検定などで活用されます。
F.INVの一般的な例
基本的な F 分布逆関数
=F.INV(0.01, 6, 4)
確率0.01、自由度1=6、自由度2=4 の場合の F 分布逆関数値を計算(結果:約0.1093)
有意水準5%の臨界値
=F.INV(0.05, 10, 12)
F検定でよく使用される5%水準の臨界値を計算
セル参照を使用
=F.INV(A2, B2, C2)
セルA2に確率、B2に自由度1、C2に自由度2を入力して計算
よくある質問
F.INV は左側(累積分布)の逆関数、F.INV.RT は右側(1-累積分布)の逆関数です。F検定では通常 F.INV.RT を使用します。
小数点以下は自動的に切り捨てられますが、整数を指定することを推奨します。
確率0または1、または範囲外の場合は #NUM! エラーが返されます。
一般的なエラーと解決策
#NUM! エラー
Cause: 確率が0未満または1超、または自由度が1未満
Solution: 確率を0-1の範囲に、自由度を1以上の整数に修正
#VALUE! エラー
Cause: 引数に数値以外が指定された
Solution: すべての引数を数値で指定
小数点以下の自由度
Cause: 自由度に小数を使用
Solution: 整数を使用するか、適切に丸める
注記
- Excel 2010以降で利用可能
- F分布は分散分析(ANOVA)で重要
- F.INV(probability, df1, df2) = F.DIST(x, df1, df2, TRUE) の逆関係
- 大規模データ分析に適している
互換性
利用可能: Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365
利用不可: Excel 2007以前
コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2010+