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BINOM.DIST関数
概要
BINOM.DIST関数は、固定回数の独立試行で各試行が成功または失敗し、成功確率が一定の場合の二項分布確率を計算します。品質管理や市場調査、試験合格確率などの統計分析に最適です。
構文
BINOM.DIST(成功数,試行回数,成功率,関数形式)
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 成功数 | Number |
はい | 試行における成功回数(0以上、試行回数以下) |
| 試行回数 | Number |
はい | 独立試行の総回数(正の整数) |
| 成功率 | Number |
はい | 各試行の成功確率(0~1の値) |
| 関数形式 | Boolean |
はい | TRUE=累積分布、FALSE=確率質量関数 |
BINOM.DIST関数の使用
BINOM.DISTは、二項分布に基づく確率計算に使用します。試行回数が固定され、各試行が独立で成功確率が一定の場合に適用。FALSEで指定した成功回数ちょうどの確率、TRUEで0から指定成功回数までの累積確率を求めます。
BINOM.DISTの一般的な例
ちょうど6回成功する確率
=BINOM.DIST(6,10,0.5,FALSE)
10回の試行で成功確率0.5の場合、ちょうど6回成功する確率を計算(約20.51%)
6回以下の累積確率
=BINOM.DIST(6,10,0.5,TRUE)
10回の試行で、6回以下の成功確率の累積値を計算
品質検査合格確率
=BINOM.DIST(2,20,0.95,FALSE)
20個の製品検査で、ちょうど2個不良(成功率95%)となる確率
よくある質問
BINOM.DISTはExcel 2007以降の新関数。旧BINOMDISTより精度が高く、累積分布計算が改善されています。
論理値以外を指定すると#VALUE!エラーが発生します。必ずTRUEまたはFALSEを指定してください。
#NUM!エラーが返されます。成功数は常に0以上試行回数以下の範囲で指定してください。
一般的なエラーと解決策
#NUM!エラー
Cause: 成功数<0、成功数>試行回数、成功率∉[0,1]
Solution: 成功数は0~試行回数の範囲、成功率は0~1の値を確認
#VALUE!エラー
Cause: 数値以外の引数指定
Solution: すべての引数に数値または論理値を指定
小数成功数の場合
Cause: 成功数・試行回数が小数の場合
Solution: 整数に切り捨てられますが、意図した値か確認
注記
- 成功数・試行回数は整数に自動切り捨て
- 数式:P(X=k)=COMBIN(n,k)×p^k×(1-p)^(n-k)
- 累積:F(k)=∑(i=0→k)P(X=i)
- Excel 2007+専用(旧版はBINOMDIST使用)
互換性
利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365
利用不可: Excel 2003以前
コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+