BETA.DIST関数

Excel 2007+

概要

BETA.DIST関数は、β分布の確率密度関数または累積分布関数を計算します。割合や確率の分析に最適で、標本データの割合変化をモデル化する際に使用されます。

構文

BETA.DIST(x,α,β,累積,[A],[B])

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
x Number はい 区間A~B内で評価する値(必ず指定)
α Number はい β分布の形状パラメーター(必ず指定、0より大きい)
β Number はい β分布の形状パラメーター(必ず指定、0より大きい)
累積 Boolean はい TRUE=累積分布関数、FALSE=確率密度関数(必ず指定)
A Number いいえ 区間の下限(省略時は0)
B Number いいえ 区間の上限(省略時は1)

BETA.DIST関数の使用

BETA.DISTは統計解析で割合や確率の分布をモデル化するために使用します。品質管理、信頼性工学、プロジェクト管理などでβ分布が適用され、累積分布関数は確率計算、確率密度関数は分布の形状分析に役立ちます。

BETA.DISTの一般的な例

累積分布関数の計算

=BETA.DIST(2,8,10,TRUE,1,3)

指定パラメーターで累積β分布を計算(結果:0.6854706)

確率密度関数の計算

=BETA.DIST(2,8,10,FALSE,1,3)

指定パラメーターでβ確率密度関数を計算(結果:1.4837646)

標準β分布(0-1区間)

=BETA.DIST(0.5,2,5,TRUE)

標準区間(0-1)での累積分布関数を計算

よくある質問

BETA.DISTは確率から値を計算(分布関数)、BETA.INVは値から確率を計算(逆分布関数)します。

標準β分布(A=0、B=1)が使用され、割合0~1の範囲で計算されます。

TRUEで累積分布関数(P(X≤x))、FALSEで確率密度関数(f(x))が計算されます。

一般的なエラーと解決策

#NUM!エラー

Cause: α≤0、β≤0、x<A、x>B、またはA=Bの場合

Solution: 全パラメーターを正しく設定し、A<Bを確認してください。

#VALUE!エラー

Cause: 数値以外の引数が指定された

Solution: 全ての引数に数値または論理値を入力してください。

注記

  • β分布は[0,1]区間の確率分布をモデル化
  • α、β>0である必要があります
  • Excel 2010でBETA.DISTに名称変更(旧:BETADIST)
  • 統計ソフトとの互換性が高い

互換性

利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2003以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+