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ZTEST 関数
概要
ZTEST関数は、指定した仮説の母集団平均に対して、データ配列の標本平均がそれより大きくなる片側確率(z検定のp値)を計算します。統計分析で仮説検定を行う際に使用される中級レベルの関数です。
構文
ZTEST(配列, X, [σ])
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 配列 | Range/Array |
はい | 数値データを含む範囲。空の場合は#N/Aエラー。 |
| X | Number |
はい | 検定対象の仮説平均値。 |
| σ | Number |
いいえ | 既知の母集団標準偏差(省略可) |
ZTEST関数の使用
ZTESTは統計学のz検定で使用され、既知の母集団分散から標本平均の有意性を評価します。片側検定が基本ですが、数式で両側検定も実現可能。品質管理やA/Bテストの結果分析に最適です。
ZTESTの一般的な例
片側確率の基本例
=ZTEST(A2:A11,4)
データ範囲A2:A11に対し、母集団平均4の片側p値を計算(結果約0.0906)。標本平均が4より大きい確率を示します。
両側確率の計算
=2*MIN(ZTEST(A2:A11,4),1-ZTEST(A2:A11,4))
同じデータで両側p値を計算(結果約0.1811)。どちらか一方の方向に有意な差がある確率を求めます。
母集団標準偏差指定例
=ZTEST(A2:A11,5,1.5)
既知の標準偏差1.5を使用して検定。標本標準偏差ではなく正確な母集団値を使用します。
よくある質問
ZTESTは旧バージョン関数で、Z.TESTが新精度向上版です。互換性のために両方使用可能ですが、新規作成時はZ.TESTを推奨します。
標本標準偏差STDEV(配列)で自動計算されます。データ量が十分な場合に適切です。
=2*MIN(ZTEST(配列,X),1-ZTEST(配列,X))の数式で計算します。
一般的なエラーと解決策
#N/A エラー
Cause: 配列に数値データが含まれていない
Solution: データ範囲に有効な数値のみを含めてください。
#VALUE! エラー
Cause: 配列にテキストや論理値が混在
Solution: 数値のみの範囲を選択するか、数値変換関数を使用してください。
0.5を超える結果
Cause: 標本平均が検定値より小さい正常動作
Solution: 片側検定の性質です。両側検定数式を使用してください。
注記
- 標本平均>検定値の場合は0.5未満、<の場合は0.5超のp値が返されます。
- COUNT(配列)でデータ数を確認してください。
- 代替としてT.TEST関数(t検定)も検討を。
- Excel将来版で非推奨になる可能性あり。
互換性
利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365
利用不可: Excel 2003以前
コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+