TBILLEQ関数

Excel 2007+

概要

TBILLEQ関数は、米国財務省短期証券(T-Bill)の割引率から債券換算利回りを計算します。金融分析でT-Billの実際の収益率を求める際に使用され、360日基準の割引から365日基準の利回りへの変換を自動で行います。

構文

TBILLEQ(受渡日, 満期日, 割引率)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
受渡日 Date はい 財務省証券の受渡日。DATE関数で指定推奨。文字列入力でエラー発生の可能性。
満期日 Date はい 財務省証券の満期日。DATE関数で指定推奨。
割引率 Number はい 財務省証券の割引率(パーセント表記不可、デシモルで入力)

TBILLEQ関数の使用

TBILLEQは財務省短期証券の投資利回り分析に特化した関数です。割引率で購入したT-Billの実際の年換算利回りを365日基準で計算します。トレジャリービルのパフォーマンス評価やポートフォリオ分析で必須の計算です。

TBILLEQの一般的な例

基本的なT-Bill利回り計算

=TBILLEQ(DATE(2008,3,31),DATE(2008,6,1),0.0914)

2008年3月31日受渡、6月1日満期、9.14%割引率のT-Bill債券換算利回りを計算(結果:9.42%)

セル参照での使用

=TBILLEQ(A2,B2,C2)

A2:受渡日、B2:満期日、C2:割引率のセル値を参照して計算

よくある質問

DATE関数を使用してシリアル値で指定してください。文字列入力はエラーの原因になります。例:DATE(2008,3,31)

デシモル形式で入力します。9.14%なら0.0914を入力してください。

いいえ、受渡日から満期日までの期間は1年以内である必要があります。超過すると#NUM!エラーが発生します

一般的なエラーと解決策

#NUM!エラー

Cause: 割引率が0以下、または受渡日>満期日、期間が1年超

Solution: 日付の順序と割引率の値を確認し、DATE関数で正しい日付を指定

#VALUE!エラー

Cause: 無効な日付値または数値でない引数

Solution: DATE関数使用と数値確認

注記

  • Excelは日付をシリアル値で処理(1900/1/1=1)
  • 小数点以下の日付は切り捨て
  • 計算式:(365×利率)/(360-(利率×日数))
  • 360日基準の割引→365日基準の利回り

互換性

利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2003以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+