T.INV 関数

Excel 2010+

概要

T.INV関数は、スチューデントのt分布の左側逆関数の値を計算します。統計解析でよく使用される関数で、指定された確率と自由度に基づいてt値の逆分布を求めます。片側信頼区間や仮説検定で活用されます。

構文

T.INV(確率, 自由度)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
確率 Numeric はい 0を超え1未満の確率値を指定。t分布の累積確率を表す。
自由度 Numeric はい 標本サイズから1を引いた値。整数推奨だが小数点以下は切り捨て。

T.INV関数の使用

T.INV関数は統計学での片側検定や信頼区間の計算に使用します。与えられた確率値に対してt分布の逆関数を求め、t値を取得します。T.INV.2T関数と異なり片側(左側)の分布を扱います。

T.INVの一般的な例

基本的な使用例

=T.INV(0.75,2)

確率75%、自由度2でのt分布左側逆関数値を計算。結果:約0.8165。

信頼区間計算

=T.INV(0.05,25)

自由度25での下側5%点のt値を計算し、片側信頼区間を求めます。

検定統計量逆算

=T.INV(0.9,A1)

セルA1の自由度値を使用したt値の逆計算。

よくある質問

T.INVは左側片側分布、T.INV.2Tは両側分布の逆関数を計算します。片側検定にはT.INVを、両側検定にはT.INV.2Tを使用。

#NUM!エラーが発生します。確率は必ず0<確率<1の範囲で指定してください。

可能です。小数点以下は自動的に切り捨てられますが、整数値の指定を推奨します。

一般的なエラーと解決策

#NUM!エラー

Cause: 確率が0以下または1以上、または自由度が1未満

Solution: 確率を0超1未満に、自由度を1以上に修正

#VALUE!エラー

Cause: 引数に数値以外が指定された

Solution: 確率と自由度の両方を数値で入力

#DIV/0!エラー

Cause: 間接的な計算エラー

Solution: 使用するセル参照や計算式を確認

注記

  • Excel 2010以降でのみ利用可能
  • 以前のバージョンではTINV関数を使用
  • 統計ソフトからのExcel移行に最適
  • 複数サンプル解析で頻用

互換性

利用可能: Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2007, Excel 2003, それ以前のバージョン

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2010+