NEGBINOM.DIST関数

Excel 2010+

概要

NEGBINOM.DIST関数は負の二項分布の確率を計算します。指定した回数の成功が得られるまでに発生する失敗回数の確率、またはその累積確率を求めます。品質管理や信頼性解析で広く使用される高度な統計関数です。

構文

NEGBINOM.DIST(失敗数,成功数,成功率,累積)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
失敗数 Number はい 成功到達前に発生する失敗回数。整数以外は小数点以下切り捨て。0以上必要。
成功数 Number はい 成功の目標回数。整数以外は小数点以下切り捨て。1以上必要。
成功率 Number はい 1試行あたりの成功確率。0<成功率<1の範囲。
累積 Boolean はい TRUEで累積確率、FALSEで個別確率を返却。

NEGBINOM.DIST関数の使用

NEGBINOM.DISTは、特定の成功回数達成までに必要な失敗回数の確率を計算。製造業の不良品検査、コールセンターの対応回数予測、人事採用プロセスなどで活用されます。累積形式(TRUE)では閾値以下の総確率、個別形式(FALSE)では特定値の確率を得られます。

NEGBINOM.DISTの一般的な例

基本的な累積確率計算

=NEGBINOM.DIST(10,5,0.25,TRUE)

5回の成功を得るまでに10回失敗するまでの累積確率を計算(0.3135)

個別確率計算

=NEGBINOM.DIST(10,5,0.25,FALSE)

ちょうど10回失敗で5回成功する確率(0.0550)

採用プロセス例

=NEGBINOM.DIST(15,10,0.3,TRUE)

10人採用までに15人面接する累積確率

よくある質問

小数点以下は自動的に切り捨てられ整数として扱われます。

#NUM!エラーが発生します。成功率は0超~1未満の範囲で指定してください。

NEGBINOM.DISTは成功回数が固定で失敗回数が変数、BINOM.DISTは試行回数が固定で成功回数が変数です。

一般的なエラーと解決策

#NUM!エラー

Cause: 失敗数<0、成功数<1、成功率<=0または>1

Solution: パラメータの範囲を確認:失敗数≥0、成功数≥1、0<成功率<1

#VALUE!エラー

Cause: 数値以外が入力された

Solution: すべての引数に数値または論理値を入力

不正な累積値

Cause: 累積にTRUE/FALSE以外の値

Solution: 累積引数にTRUEまたはFALSEを指定

注記

  • 負の二項分布の数式:P(X=x) = (x+r-1 choose x) × p^r × (1-p)^x
  • 試行は独立で成功確率一定を前提
  • Excel 2010以降でのみ利用可能
  • 品質管理・信頼性工学で標準的に使用

互換性

利用可能: Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2007以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2010+