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IRR関数
概要
IRR関数は、一連のキャッシュフローの内部収益率(IRR)を計算します。投資の初期費用(負の値)と将来の収益(正の値)を指定し、NPVがゼロとなる割引率を返します。定期的なキャッシュフローに使用され、投資判断の重要な指標です。
構文
IRR(値, [推定値])
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 値 | 配列または範囲 |
はい | 内部収益率計算用のキャッシュフロー数値。正の収益と負の支出が最低1つずつ必要。文字列・空白は無視 |
| 推定値 | 数値 |
いいえ | 反復計算の開始値。省略時は0.1(10%)。収束しない場合に異なる値を試す |
IRR関数の使用
IRRは投資プロジェクトの収益性を評価する際に使用します。初期投資額を負の値、将来収益を正の値として時系列で入力し、内部収益率を求めます。資本コストと比較して投資判断を行います。
IRRの一般的な例
基本的な5年投資分析
=IRR(A2:A7)
初期投資-70,000円、5年間の収益に対し8.7%の内部収益率を計算
推定値指定例
=IRR(A2:A4,-0.1)
短期間の負のIRR(-44.4%)計算時に推定値-10%を指定し収束を助ける
プロジェクト比較
=IRR(B2:B6)-IRR(C2:C6)
2つの投資案件のIRR差を比較し優位性を判定
よくある質問
正負値が両方ない、推定値が不適切、収束しない場合。推定値を0.1や-0.1に変更して再試行
はい、時系列順(初期投資→将来収益)が必須。順序ミスで誤った結果
IRRは定期等間隔、XIRRは不規則日付に対応
一般的なエラーと解決策
#NUM!
Cause: 正負値が1つずつない、または20回の反復で収束せず
Solution: データ確認後、推定値を変更(0.1→0.5→-0.1)
#VALUE!
Cause: 値引数に数値以外を含む
Solution: 数値のみの範囲を指定、文字列・空白除外
注記
- NPV(IRR(範囲),範囲)≈0が計算原理
- 推定値省略時は10%から開始
- 最大20回反復、精度0.00001%
- 複数解存在時は最大値が返される可能性
互換性
利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365
利用不可:
コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+