GAUSS 関数

Excel 2013+

概要

GAUSS関数は、標準正規分布(平均0、標準偏差1)の母集団において、平均値からz標準偏差以内の値を取る確率を計算します。統計解析で頻繁に使用される分布関数です。

構文

GAUSS(z)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
z Number はい 標準正規分布におけるz値(標準化された偏差量)

GAUSS関数の使用

GAUSS関数は統計分析で標準正規分布の確率を求める際に使用します。z値を与えることで、分布の左側(平均値より小さい方)の累積確率を計算し、0.5を引いた値を返します。品質管理や仮説検定などで活用されます。

GAUSSの一般的な例

基本的な使用例

=GAUSS(2)

z=2の場合、標準正規分布で平均から2標準偏差以内の確率を計算(約0.47725)

品質管理での使用

=GAUSS(A1)

A1セルのz値を入力して規格内確率を計算

検定統計量の評価

=GAUSS(B1)-GAUSS(-B1)

両側確率を計算(対称性を活用)

よくある質問

GAUSS(z)はNORM.S.DIST(z,TRUE)から0.5を引いた値(標準正規分布の左側半分の確率)を返します。NORM.S.DIST(0,TRUE)は常に0.5のためです。

z引数に無効な数値(非数値や計算不能な値)を指定した場合に発生します。

平均0、標準偏差1の標準正規分布のみを扱います。

一般的なエラーと解決策

#NUM!エラー

Cause: z引数に無効な数値が指定されている

Solution: 数値のみを入力し、計算可能な範囲で指定してください

#VALUE!エラー

Cause: z引数が数値以外のデータ型

Solution: 数値または数値計算結果を正しく入力してください

#NAME?エラー

Cause: Excel 2013未満のバージョン

Solution: Excel 2013以降、またはMicrosoft 365をご使用ください

注記

  • GAUSS(z) = NORM.S.DIST(z,TRUE) - 0.5 の関係があります
  • z>0の場合、平均より大きい方の半分の確率を表します
  • 対称性を利用:GAUSS(-z) = 1 - GAUSS(z)
  • 大規模データ解析での前処理に有用

互換性

利用可能: Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2010, Excel 2007, Excel 2003, それ以前のバージョン

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2013+