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COVARIANCE.S関数
概要
COVARIANCE.S関数は、2つのデータセット間の対応するデータペアの標準偏差の積の平均値を計算し、標本の共分散を返します。統計分析で変数間の関係性を測定する重要な関数です。
構文
COVARIANCE.S(配列1,配列2)
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 配列1 | 数値配列/範囲 |
はい | 最初のデータセット(数値を含む配列またはセル範囲) |
| 配列2 | 数値配列/範囲 |
はい | 2番目のデータセット(配列1と対応するデータ数) |
COVARIANCE.S関数の使用
COVARIANCE.Sは統計分析で2つの変数間の線形関係性を評価するために使用します。マーケティング分析、財務相関分析、科学研究などで広く活用され、正の値は正の相関、負の値は負の相関を示します。
COVARIANCE.Sの一般的な例
配列データでの基本使用例
=COVARIANCE.S({2,4,8},{5,11,12})
配列で指定したデータペアの標本共分散を計算。結果:9.666666667
セル範囲を使用した例
=COVARIANCE.S(A3:A5,B3:B5)
A列とB列の対応データから共分散を計算。配列データと同等の結果が得られます。
よくある質問
#N/Aエラーが返されます。両方の配列は同一のデータ要素数が必要です。
COVARIANCE.Sは標本共分散(n-1で除算)、COVARIANCE.Pは母共分散(nで除算)を計算します。
一般的なエラーと解決策
#N/Aエラー
Cause: 配列1と配列2のデータ数が一致しない
Solution: 両方の配列に同一数のデータ要素を入力してください。
#DIV/0!エラー
Cause: 配列にデータが1つ以下しかない、または数値データがない
Solution: 各配列に2つ以上の数値データを入力してください。
#VALUE!エラー
Cause: 引数に数値以外のデータ型を指定
Solution: 数値データのみを含む範囲を選択してください。
注記
- 文字列、論理値、空白セルは自動的に無視されますが、0(ゼロ)は計算対象です。
- 少なくとも2つのデータペアが必要です。
- 正の共分散:変数が同方向に動く、負の共分散:逆方向に動くことを示します。
- 相関係数との関係:相関係数 = 共分散 ÷ (標準偏差1 × 標準偏差2)
互換性
利用可能: Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365
利用不可: Excel 2007以前
コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2010+