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CHISQ.TEST関数
概要
CHISQ.TEST関数は、カイ二乗(χ²)検定を実行し、観測データと期待データが統計的に一致するかを判定するためのp値を返します。仮説検定で観測分布と理論分布の適合性を評価します。
構文
CHISQ.TEST(実測値範囲,期待値範囲)
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 実測値範囲 | 範囲 |
はい | 実験・調査で得られた実際の観測頻度が入ったセル範囲 |
| 期待値範囲 | 範囲 |
はい | 理論値や仮説に基づく期待頻度が入ったセル範囲(同一サイズ) |
CHISQ.TEST関数の使用
CHISQ.TESTは、二項分布や多項分布の適合度検定、独立性検定に使用します。実測値範囲と期待値範囲の行数・列数が一致している必要があります。返されるp値が小さいほど、帰無仮説(観測値=期待値)を棄却する根拠が強くなります。
CHISQ.TESTの一般的な例
男女別の賛否意見分布の適合度検定
=CHISQ.TEST(A2:B4,A6:B8)
男性・女性別の賛成・反対意見の実測値(A2:B4)と期待値(A6:B8)を比較。結果0.0003082は有意差ありを示す。
商品販売実績の理論分布適合性
=CHISQ.TEST(B2:E2,B5:E5)
4種類商品の実売上(B2:E2)と均等期待値(B5:E5)のχ²検定を実行。
独立性検定(行×列クロス集計)
=CHISQ.TEST(A1:D3,F1:I3)
3×4のクロス集計表で変数の独立性を検定。
よくある質問
#N/Aエラーが返されます。両範囲は同一の行数・列数でなければなりません。
通常5%水準で帰無仮説を棄却。有意差があると判断されます。
統計学者は各期待値5以上を推奨。5未満の場合はフィッシャーの正確確率検定を検討。
一般的なエラーと解決策
#N/A エラー
Cause: 実測値範囲と期待値範囲のセル数が一致しない
Solution: 両範囲を選択して行数・列数が同一か確認
#VALUE! エラー
Cause: 範囲内にテキストやエラー値が含まれる
Solution: 数値のみの正しいデータ範囲を指定
0を返すが有意でない
Cause: すべての期待値が5未満
Solution: サンプルサイズを増やすか、別の検定手法を検討
注記
- 行方向・列方向の合計が実測値・期待値で一致する必要はありません(自動計算)
- 自由度df=(行数-1)×(列数-1)で自動決定
- p値<0.05で通常有意と判定
- 負の値やゼロ頻度はエラーにならないが解釈に注意
- 大規模データでは近似が良好、小規模では注意必要
互換性
利用可能: Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 365
利用不可: Excel 2007以前
コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2010+, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 365