RATE関数

Excel 2007+

概要

RATE関数は、一定期間の投資に対する利率を反復計算によって求めます。ローン返済や年金計算で利用され、最大20回の反復計算を実行し、収束しない場合は#NUM!エラーを返します。

構文

RATE(期間, 定期支払額, 現在価値, [将来価値], [型], [推定値])

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
期間 Number はい 投資期間全体での支払回数の合計(必須)
定期支払額 Number はい 各期間ごとの固定支払額(元金+利息)
現在価値 Number はい 将来の支払いを現在価値に換算した金額
将来価値 Number いいえ 投資終了時の残高(省略時は0)
Number いいえ 0=期末(デフォルト)、1=期首の支払い時期
推定値 Number いいえ 初期推定利率(省略時は0.1=10%)

RATE関数の使用

RATE関数は金融計算の基本で、ローン返済率や投資収益率を求める際に使用します。期間と推定値の単位を一致させる(月次なら両方月単位)ことが重要です。

RATEの一般的な例

月利・年利の計算

=RATE(A2*12, A3, A4)

4年間月200円支払いで8000円を借りた場合の月利を計算(A2=4, A3=-200, A4=8000)

年利換算

=RATE(A2*12, A3, A4)*12

月利を年利に換算(結果:9.24%)

期首支払いのローン

=RATE(48,-2500,50000,,1)

期首支払いの48ヶ月ローン

よくある質問

推定値を0.0〜0.1の範囲で変更するか、期間数を確認してください。通常0.1で十分です。

借り入れ時は現在価値を正、支払額を負に設定します(キャッシュフロー符号規則)。

0とみなされ、借入金完済を想定した計算になります。

一般的なエラーと解決策

#NUM!エラー

Cause: 20回反復で収束せず、または期間・支払額が不適切

Solution: 推定値を変更、または期間数を確認

#VALUE!エラー

Cause: 引数に数値以外が入力

Solution: 全て数値引数を使用

不正確な結果

Cause: 期間と推定値の単位不一致

Solution: 月次計算時は期間×12、推定値÷12

注記

  • 反復計算のため処理時間がかかる場合あり
  • PV, FV, PMT関数と併用で完全な金融計算が可能
  • 年利12%・月払いの場合:推定値=12%/12, 期間=年数×12
  • Microsoft 365でも利用可能

互換性

利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可:

コンテンツ最終レビュー: December 11, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+