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F.DIST関数
概要
F.DIST関数はF分布の確率値を計算します。2つのデータセットの分散の差を統計的に比較するために使用され、例えば男女のテストスコア分散の違いを分析する際に有効です。累積分布関数または確率密度関数のいずれかを選択できます。
構文
F.DIST(x, 自由度1, 自由度2, 累積)
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| x | Number |
はい | 分析対象のF値(正の数) |
| 自由度1 | Number |
はい | 分子側の自由度(1以上) |
| 自由度2 | Number |
はい | 分母側の自由度(1以上) |
| 累積 | Boolean |
はい | TRUEで累積分布、FALSEで密度関数 |
F.DIST関数の使用
F.DISTは統計分析で2つのサンプルの分散比を評価します。仮説検定で片側確率を求める際に使用し、分散の有意差を判断します。累積=TRUEの場合、指定値以下の確率を返し、統計的判断の基準となります。
F.DISTの一般的な例
累積分布関数の使用例
=F.DIST(15.2069,6,4,TRUE)
15.2069のF値に対し、6と4の自由度で累積分布を計算(結果:0.99)
確率密度関数の使用例
=F.DIST(15.2069,6,4,FALSE)
同じ値で確率密度関数を計算(結果:0.0012238)
実際の分散比較
=F.DIST(VAR.S(A1:A10)/VAR.S(B1:B10),9,9,TRUE)
2群の分散比の累積確率を計算
よくある質問
F.DISTは左側確率(累積)、F.DIST.RTは右側確率を返します。片側検定の方向により使い分けます。
小数点以下は切り捨てられますが、1未満だと#NUM!エラーが発生します。
一般的なエラーと解決策
#NUM!エラー
Cause: xが負、または自由度1・2が1未満
Solution: xを正の数に、自由度を1以上の整数に修正
#VALUE!エラー
Cause: 引数に数値以外が入力
Solution: すべての引数を数値または論理値に変更
注記
- Excel 2010で導入、従来のFDIST関数を置き換え
- 累積=TRUEがデフォルト的な統計使用法
- F検定表と連携して有意水準を判断
- 大規模データ分析に適している
互換性
利用可能: Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365
利用不可: Excel 2007以前
コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2010+