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TOROW 関数
概要
TOROW 関数は、指定された配列を単一の行配列に変換します。動的配列機能を活用して、行または列方向にデータを再配置し、データ処理を効率化します。
構文
TOROW(配列, [無視], [列でスキャン])
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 配列 | 配列/範囲 |
はい | 1行または複数行の配列、またはセル範囲を指定。 |
| 無視 | 数値 |
いいえ | 0=すべて(既定)、1=空白、2=エラー、3=空白とエラー。 |
| 列でスキャン | TRUE/FALSE |
いいえ | 列ごとにスキャンする場合はTRUE(既定はFALSE)。 |
TOROW関数の使用
TOROW関数は、複数行のデータを1行に集約する際に最適です。データ変換、統計処理、チャート作成前のデータ整形などに活用できます。特に動的配列と組み合わせることで柔軟なデータ操作が可能です。
TOROWの一般的な例
基本的な行スキャン例
=TOROW(A2:D4)
A2:D4範囲のデータを左から右へ、行ごとに1行配列に変換します。Ben,ピーター,メアリー,サム,安田...の順で出力。
空白を無視
=TOROW(A2:D4,1)
空白セルをスキップして連続した1行配列を生成します。
列スキャン例
=TOROW(A2:D4,,TRUE)
列方向にスキャンして1行に変換。Ben,安田,アグネス,ピーター...の順で出力。
エラー値無視
=TOROW(A2:D4,2)
エラー値をスキップして正常データのみ抽出。
よくある質問
TOROWは行配列、TOCOLは列配列を返します。用途に応じて使い分けます。
既定では0が返されます。無視するには第2引数に1または3を指定します。
#NUM!エラーが発生する場合、配列がExcelの最大サイズを超えています。
一般的なエラーと解決策
#VALUE! エラー
Cause: 配列定数に小数など整数以外の数値が含まれている
Solution: 整数のみを使用するか、INT関数で変換してください。
#NUM! エラー
Cause: 配列サイズがExcelの最大制限を超過
Solution: 配列範囲を小さくするか、分割処理してください。
#SPILL! エラー
Cause: 出力先セルにデータが存在する
Solution: 出力範囲をクリアしてください。
注記
- Excel 365、Excel 2021で利用可能
- 動的配列関数群の一部
- TOCOL、TAKE、DROP関数と連携可能
- 日本語版Excelでも完全対応
互換性
利用可能: Excel 365, Excel 2021
利用不可: Excel 2019以前, Excel 2016以前
コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 365, Excel 2021