PRICEDISC関数 - 割引証券の価格計算

Excel 2007+

概要

PRICEDISC関数は、割引証券(ディスカウント債券)の額面10,000円あたりの購入価格を計算します。受渡日から満期日までの期間に基づいて、指定された割引率を適用して価格を求めます。

構文

PRICEDISC(受渡日, 満期日, 割引率, 償還価額, [基準])

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
受渡日 Date はい 証券の受渡日。発行後、買い手に引き渡される日付です。DATE関数で指定推奨。
満期日 Date はい 証券の満期日。最終支払日です。
割引率 Number はい 証券の年換算割引率を小数で指定(例:5.25%→0.0525)
償還価額 Number はい 額面100円に対する償還額。通常は100。
基準 Number いいえ 日数計算方法:0=30/360(NASD)、1=実日数/実日数、2=実日数/360、3=実日数/365、4=30/360(欧州)

PRICEDISC関数の使用

金融機関や投資家が割引証券の適正価格を迅速に計算するために使用します。短期国債、商業手形、為替手形などの価格評価に最適です。DATE関数と組み合わせることで正確な日付計算が可能です。

PRICEDISCの一般的な例

基本的な割引債券価格計算

=PRICEDISC(DATE(2008,2,16),DATE(2008,3,1),0.0525,10000,2)

2008年2月16日受渡、3月1日満期、年利5.25%、償還10,000円、実日数/360基準で価格計算。結果:約9,980円。

デフォルト基準(0)を使用

=PRICEDISC(A2,B2,C2,D2)

A2=受渡日、B2=満期日、C2=割引率、D2=償還価額で30/360(NASD)基準を使用。

実日数/実日数基準

=PRICEDISC(DATE(2024,1,15),DATE(2024,6,30),0.03,100,1)

うるう年考慮の実日数/実日数基準で半年物の割引債を評価。

よくある質問

DATE関数を使用してください。例:DATE(2008,5,23)。文字列入力はエラーの原因になります。

0=30/360(NASD)、1=実日数/実日数、2=実日数/360、3=実日数/365、4=30/360(欧州方式)です。

受渡日≥満期日、割引率≤0、償還価額≤0、基準<0または>4で#NUM!エラー、無効日付で#VALUE!エラーが発生します。

一般的なエラーと解決策

#NUM!エラー

Cause: 受渡日≥満期日、または割引率≤0、償還価額≤0、基準の範囲外

Solution: 日付順序と数値の正しさを確認し、基準を0-4の範囲に設定

#VALUE!エラー

Cause: 無効な日付指定

Solution: DATE関数を使用して正しい日付シリアル値を入力

予期しない価格結果

Cause: 基準日数計算の誤解

Solution: 各基準の計算方法を理解し、適切な基準を選択

注記

  • 額面10,000円あたりの価格を返します
  • 計算式:価格 = 償還価額 × (1 - 割引率 × 日数/基準日数)
  • 日付は1900年1月1日をシリアル値1として計算
  • 受渡日は発行日以降である必要があります

互換性

利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2003以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+