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ODDFPRICE 関数
概要
ODDFPRICE関数は、初回利払い期間が通常と異なる不規則な証券(額面100に対し)の価格を計算します。債券投資家や金融アナリストが複雑な利払いスケジュールを持つ証券の適正価格を迅速に算出可能。
構文
ODDFPRICE(受渡日, 満期日, 発行日, 初回利払日, 利率, 利回り, 償還価額, 頻度, [基準])
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 受渡日 | Date |
はい | 証券購入者が証券を受け取る日付。発行日より後の日付を指定。 |
| 満期日 | Date |
はい | 証券の最終償還日。すべての日付条件を満たす必要あり。 |
| 発行日 | Date |
はい | 証券が発行された日付。受渡日より前。 |
| 初回利払日 | Date |
はい | 最初の利息支払日。不規則期間を定義。 |
| 利率 | Number |
はい | クーポンレート。負値はエラー。 |
| 利回り | Number |
はい | YTM(満期利回り)。負値はエラー。 |
| 償還価額 | Number |
はい | 額面100に対する償還金。通常100。 |
| 頻度 | Number |
はい | 1=年1回、2=半年毎、4=四半期。 |
| 基準 | Number |
いいえ | 0=30/360(NASD)、1=実/実、2=実/360、3=実/365、4=30/360(欧) |
ODDFPRICE関数の使用
金融機関や投資家が不規則な利払いスケジュールを持つ債券・証券の価格を計算する際に使用。初回利払期間が通常の頻度と一致しない証券(odd first period)に対応し、正確な現在価値計算を可能にします。
ODDFPRICEの一般的な例
基本的な不規則初回利払いの債券価格
=ODDFPRICE(DATE(2008,11,11),DATE(2021,3,1),DATE(2008,10,15),DATE(2009,3,1),0.0785,0.0625,100,2,1)
2008年11月11日受渡の債券。発行2008/10/15、初回利払2009/3/1(不規則)、年2回利払、実/実基準で価格113.60を算出。
年1回利払いの長期債
=ODDFPRICE("2025/6/15",DATE(2035,12,31),"2025/1/1","2025/12/1",0.05,0.045,100,1,0)
2025年発行の10年債、初回利払が年1回スケジュールからずれている場合の価格計算。
よくある質問
DATE関数を使用するか、数式結果で指定。文字列直接入力はエラーリスクあり(例:DATE(2008,11,11))。
0=30/360米国式、1=実日数/実日数、2=実/360、3=実/365、4=30/360欧州式。債券により適切な基準を選択。
#NUM!:利率/利回り<0、日付順序異常、基準外値。#VALUE!:無効日付。
一般的なエラーと解決策
#NUM! エラー
Cause: 利率または利回りが負値、または満期日>初回利払日>受渡日>発行日の条件不成立
Solution: 数値符号確認と厳密な日付順序(発行<受渡<初回<満期)を確保
#VALUE! エラー
Cause: 日付引数に無効な値
Solution: DATE関数等で正しいシリアル値を生成
予期しない価格結果
Cause: 基準日数設定不適切
Solution: 証券契約書の基準を確認(通常0または1)
注記
- Excel 2007以降で利用可能
- 日付は1900/1/1を1とするシリアル値で計算
- 初回利払期間が通常より短い/長い両ケースに対応
- 償還価額は通常100(額面100基準)
- 頻度外値(1,2,4以外)はエラー
互換性
利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365
利用不可: Excel 2003以前
コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+