NPER関数

Excel 2007+

概要

NPER関数は、一定の利率で定額の定期支払いを行う投資に必要な期間(期間数)を計算します。ローン返済期間や貯蓄目標達成までの期間を求める際に使用します。

構文

NPER(利率, 定期支払額, 現在価値, [将来価値], [型])

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
利率 Number はい 投資期間中の各期間利率(年利/12で月次)
定期支払額 Number はい 各期間の固定支払額(元金+利息)
現在価値 Number はい 現在の投資価値(一括払い相当額)
将来価値 Number いいえ 最終残高(省略時は0)
Number いいえ 0=期末、1=期首

NPER関数の使用

NPER関数は、一定条件での投資・ローン返済に必要な期間を求める財務関数です。住宅ローンや投資計画で「いつ完済できるか」「目標額到達まで何年かかるか」を計算します。PV関数など他の財務関数と組み合わせて使用します。

NPERの一般的な例

月次積立投資の期間計算

=NPER(A2/12, A3, A4, A5, 1)

年利12%、月100円積立、現在価値1000円、目標1万円、期首払いで必要な月数を計算。結果:約59.67ヶ月。

住宅ローンの返済期間

=NPER(A2/12, A3, A4)

年利を月次に変換し、月返済額と借入額から完済までの月数を計算(将来価値0)。

期末払いとの比較

=NPER(A2/12, A3, A4, A5)

同じ条件で期末払いの場合、約60.08ヶ月必要。

よくある質問

利率、支払額、現在価値の符号が不整合の場合に発生します。投資なら現在価値を負、支払額を負に設定してください。

月次計算時は年利/12、年次計算時はそのまま使用。期間単位を統一してください。

0(期末):通常の月末払い、1(期首):月初払い。1の方が期間が短くなります。

一般的なエラーと解決策

#NUM! エラー

Cause: 利率が極端に高く、収束しない場合

Solution: 利率を現実的な範囲(年利0-50%程度)に調整

#VALUE! エラー

Cause: 非数値引数

Solution: すべての引数を数値で入力

予期せぬ長い期間

Cause: 支払額が小さすぎる

Solution: 支払額を増やすか利率を下げる

注記

  • 支払額には手数料・税金を含めない
  • 負債は正、現在価値は負の符号で入力
  • Excel 2007以降で使用可能
  • RATE関数と組み合わせて最適利率探索可能

互換性

利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2003以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+