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TREND関数 - 線形回帰による将来値予測
概要
TREND関数は、最小二乗法で既知のデータから線形回帰直線を計算し、新しいx値に対する予測y値を返します。販売予測や時系列データの傾向分析に最適です。
構文
=TREND(既知のy, [既知のx], [新しいx], [定数])
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 既知のy | 配列 |
はい | 線形回帰y=mx+bの既知y値。列形式時は各x列が別変数、行形式時は各x行が別変数。 |
| 既知のx | 配列 |
いいえ | 既知x値のオプションセット。複数変数の場合は既知のyはベクトル形式必須。 |
| 新しいx | 配列 |
いいえ | 予測対象の新しいx値。既知のxと変数数・構造を一致させる。 |
| 定数 | 論理値 |
いいえ | 切片bの計算を制御。TRUE時は計算、FALSE時は0固定。 |
TREND関数の使用
TREND関数は既知データから線形傾向を抽出し、未来予測や補間値計算に使用します。配列数式として入力し、複数セルの予測値を一度に取得可能。Microsoft 365では動的配列、従来版ではCtrl+Shift+Enterで配列数式として確定。
TRENDの一般的な例
基本的な売上予測
={TREND(B2:B13,A2:A13,A14:A18)}
過去12ヶ月の売上データ(B列)から、次の5ヶ月の売上をA列日付で予測。配列数式として入力。
切片なし回帰
=TREND(B2:B10,A2:A10,A11:A15,FALSE)
原点通過直線(y=mx)を用いて温度と売上の関係を予測。
複数変数回帰
={TREND(C2:C21,D2:F21,D22:F26)}
広告費(3変数)から売上を予測する多変量線形回帰。
よくある質問
TRENDは新しいx値に対する予測y値を返す。LINESTは回帰係数(slope, intercept)を返す。TRENDは予測用、LINESTは統計分析用。
Microsoft 365: Enterキー。従来版:出力範囲選択後、Ctrl+Shift+Enter。Excelが{}を自動付与。
既知のyと同じサイズの連続整数{1,2,3...}が自動使用される。
一般的なエラーと解決策
#REF! エラー
Cause: 新しいxの変数数または構造が既知のxと一致しない
Solution: 列数・行数を既知のxと完全に一致させる
#VALUE! エラー
Cause: データにテキスト値やエラー値が含まれる
Solution: 数値のみの範囲を確認し、空白セルを0または削除
単一値しか返らない
Cause: 通常数式として入力した
Solution: 配列数式としてCtrl+Shift+Enterで確定
注記
- 既知のyが1列時、各x列が独立変数。1行時は各x行が独立変数。
- 配列定数入力時はカンマ(行内),セミコロン(行間)で区切る。
- 多項式回帰にはx,x²,x³列を作成して複数x変数として使用。
- LINEST関数と併用で回帰統計量も取得可能。
互換性
利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365
利用不可: Excel 2003以前
コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+