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COVARIANCE.P関数
概要
COVARIANCE.P関数は、2組の対応するデータポイント間の母共分散(標準偏差の積の平均値)を計算します。データの相関関係を分析するために使用され、収入と教育水準などの変数間の関係性を定量的に評価できます。
構文
COVARIANCE.P(配列1, 配列2)
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 配列1 | 数値配列 |
はい | 分析対象の第1データセット(数値を含むセル範囲、配列、または参照) |
| 配列2 | 数値配列 |
はい | 分析対象の第2データセット(配列1と対応する数値データ) |
COVARIANCE.P関数の使用
COVARIANCE.Pは統計分析で2つの変数間の連動性を測定します。マーケティングでは広告費と売上の関係性、財務分析では株価と市場指数の連動性を評価する際に活用されます。正の値は正の相関、負の値は負の相関を示します。
COVARIANCE.Pの一般的な例
基本的な共分散計算
=COVARIANCE.P(A2:A6,B2:B6)
データセットA列(3,2,4,5,6)とB列(9,7,12,15,17)の母共分散を計算。結果5.2が返され、正の相関を示します。
売上と広告費の分析
=COVARIANCE.P(広告費範囲,売上範囲)
広告費と売上高の連動性を測定し、マーケティング効果を数値化します。
よくある質問
COVARIANCE.Pは母集団全体の共分散を、COVARIANCE.Sは標本データの共分散を計算します。全体データを扱う場合はPを使用します。
#N/Aエラーが返されます。両配列は同一の要素数である必要があります。
無視されますが、0(ゼロ)の数値は計算に含まれます。
一般的なエラーと解決策
#N/Aエラー
Cause: 配列1と配列2のデータ数が一致しない
Solution: 両方の配列が同一の要素数を持つことを確認してください。
#DIV/0!エラー
Cause: いずれかの配列に有効な数値データがない
Solution: 両方の配列に少なくとも1つの数値が含まれていることを確認してください。
#VALUE!エラー
Cause: 引数に数値以外のデータ型が指定された
Solution: 数値データのみを含む範囲を指定してください。
注記
- 共分散の計算式:Σ((xi-平均1)(yi-平均2))/n
- 文字列・論理値・空白セルは自動的に無視されます
- 正の共分散:変数が同方向に動く、負の共分散:逆方向に動く
- 相関係数との関係:CORREL関数と併用すると標準化された相関が得られます
互換性
利用可能: Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365
利用不可: Excel 2007以前
コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2010+