CHISQ.DIST.RT 関数

Excel 2010+

概要

CHISQ.DIST.RT 関数は、カイ二乗分布の右側尾部の確率値を返します。この関数は統計分析でχ²検定を実行する際に使用され、観測データと期待値の差異を評価します。仮説検定のp値を計算するために重要です。

構文

CHISQ.DIST.RT(x,自由度)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
x Numeric はい χ²分布を評価するための値。必ず正の数値を指定してください。
自由度 Numeric はい 分布の自由度。正の整数で、1から10^10までの範囲で指定します。

CHISQ.DIST.RT関数の使用

CHISQ.DIST.RTは、カイ二乗分布の右側尾確率を計算し、主にχ²適合度検定や独立性検定で使用されます。観測頻度と期待頻度の差異から仮説の有意性を判定します。p値が小さければ帰無仮説を棄却します。

CHISQ.DIST.RTの一般的な例

基本的なχ²検定例

=CHISQ.DIST.RT(18.307,10)

χ²値18.307、自由度10での右側確率を計算。結果約0.05で5%水準で有意。

適合度検定例

=CHISQ.DIST.RT(B10,C10)

セルB10にχ²統計量、C10に自由度を格納しp値を計算。

よくある質問

CHISQ.DIST.RTは右側尾確率(1-累積分布)を返し、CHISQ.DISTは累積分布関数値または確率密度を返します。検定では通常右側尾を使用します。

小数点以下は切り捨てられ整数として扱われますが、正確な分析のため整数を指定してください。

一般的なエラーと解決策

#VALUE! エラー

Cause: xまたは自由度に数値以外が指定された

Solution: 両方の引数に正しい数値を入力してください。

#NUM! エラー

Cause: 自由度が1未満または10^10を超える

Solution: 自由度を1から10^10の範囲の正の整数に設定してください。

注記

  • xは0以上の値を推奨
  • 自由度1未満または10^10超で#NUM!エラー
  • Excel 2010以降でのみ使用可能
  • 片側検定(右側尾)に特化

互換性

利用可能: Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2007以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2010+