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TINV関数
概要
TINV関数は、スチューデントのt分布における両側信頼区間の逆関数値を計算します。指定した確率と自由度に基づいて、統計分析で重要な臨界値を求めます。新しいT.INV.2T関数への移行が推奨されています。
構文
TINV(確率, 自由度)
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 確率 | Number |
はい | 両側t分布の尾部確率を指定。0を超え1未満の値が必要です。 |
| 自由度 | Number |
はい | サンプルサイズから計算される自由度。1以上の値を指定します。 |
TINV関数の使用
TINV関数は統計解析で最も頻繁に使用される関数の一つです。t検定や信頼区間の計算において、指定した有意水準に対応する臨界値を迅速に求められます。研究者やデータ分析担当者が日常的に活用します。
TINVの一般的な例
基本的な両側t値計算
=TINV(0.05,60)
有意水準5%(両側)、自由度60での臨界値を計算。結果は約1.96が返されます。
片側検定の代替
=TINV(2*0.05,10)
両側5%相当の片側2.5%検定値を計算。結果は約2.28が返されます。
実際のデータ活用
=TINV(0.1,B1)
セルB1に格納された自由度を使用し、10%水準のt値を計算します。
よくある質問
TINVは従来の関数で下位互換性のために残されていますが、T.INV.2Tがより正確で推奨されます。将来的にTINVは非推奨となる可能性があります。
#NUM!エラーが返されます。確率は必ず0より大きく1より小さい値で指定してください。
小数点以下は自動的に切り捨てられますが、整数値の使用が推奨されます。
一般的なエラーと解決策
#NUM!エラー
Cause: 確率が0以下または1超、または自由度が1未満
Solution: 確率を0超1未満、自由度を1以上に修正してください。
#VALUE!エラー
Cause: 引数に数値以外が指定された
Solution: 確率と自由度の両方に数値のみを指定してください。
#N/Aエラー
Cause: 反復計算が100回で収束しなかった
Solution: 確率値や自由度を見直し、再計算してください。
注記
- P(|X|>t)=確率となるt値を返します
- 片側検定時は確率×2を指定
- TDIST関数の精度に依存します
- Excel将来バージョンで非推奨化の可能性あり
互換性
利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365
利用不可: Excel 2003以前
コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016