NORMSDIST関数

Excel 2003+

概要

NORMSDIST関数は、標準正規分布(平均0、標準偏差1)の累積分布関数の値を計算します。統計分析や確率計算で使用される基本的な関数で、標準正規分布表の代わりに活用できます。

構文

NORMSDIST(z)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
z Number はい 標準正規分布のz値(標準化スコア)を指定します。

NORMSDIST関数の使用

NORMSDIST関数は、zスコアから標準正規分布の累積分布関数(左側面積)を求めます。仮説検定、信頼区間計算、品質管理などで頻繁に使用されます。新しいNORM.S.DIST関数が推奨されていますが、下位互換性のために継続利用可能です。

NORMSDISTの一般的な例

基本的なz値計算

=NORMSDIST(1.333333)

z値1.333333の標準正規分布累積確率を計算(約0.9088)

平均点からの偏差

=NORMSDIST((A1-B1)/C1)

A1の値が平均B1、標準偏差C1の分布での相対位置の確率を計算

品質管理

=NORMSDIST(1.96)

95%信頼水準(両側)の片側臨界値を計算(約0.975)

よくある質問

NORMSDISTは旧版関数で累積分布のみ。NORM.S.DISTは累積/密度両対応で精度向上。新関数を推奨。

負のz値でも正しく左側累積確率を返します(0~1の範囲)。

#VALUE!エラーが発生します。数値のみ有効です。

一般的なエラーと解決策

#VALUE!エラー

Cause: z引数に数値以外が入力された

Solution: zに数値または数値セル参照を指定してください

予期しない結果

Cause: z値のスケーリングミス

Solution: z=(x-平均)/標準偏差で正しく標準化してください

注記

  • 将来バージョンで非推奨になる可能性あり
  • NORM.S.DIST(x,TRUE)が同等(累積分布)
  • z>8またはz<-8でほぼ1または0に収束
  • 統計ソフトとの互換性良好

互換性

利用可能: Excel 2003, Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可:

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2003+