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PV関数
概要
PV関数は一定の利率に基づいて、投資やローンの現在価値を計算する財務関数です。定期的な定額支払いや将来価値を考慮した正確な現在価値算出が可能です。
構文
PV(利率, 期間, 定期支払額, [将来価値], [型])
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 利率 | Number |
はい | 投資期間を通じた一定の利率(月次利率の場合は年利/12) |
| 期間 | Number |
はい | 投資期間全体での総支払回数(月次なら年数×12) |
| 定期支払額 | Number |
はい | 各期間の固定支払額(通常は負の値で入力) |
| 将来価値 | Number |
いいえ | 最終支払い後の残高(省略時は0) |
| 型 | Number |
いいえ | 0=期末支払い(省略可)、1=期首支払い |
PV関数の使用
PV関数は住宅ローン、自動車ローン、投資計画の現在価値を計算する際に最適です。利率と期間の単位を一致させる(月次なら両方月単位)ことが重要です。支払額は現金流出を負の値で表現します。
PVの一般的な例
投資の現在価値計算
=PV(A3/12,12*A4,A2,,0)
年利8%、20年間毎月500円の配当の現在価値を計算(約597万円)
住宅ローンの借入可能額
=PV(0.003/12,360,-80000)
月利0.3%、35年、月8万円返済の場合の借入可能額
期首支払いの場合
=PV(0.05/12,240,-50000,0,1)
年利5%、20年、月5万円(期首支払い)の現在価値
よくある質問
月次計算なら利率は年利/12、期間は年数×12で統一。年次ならそのまま使用。
通常は現金流出を負の値で表現しますが、銀行側の計算では正の値を使用可能。
0とみなされ、ローン完済や投資目標達成を前提とした計算になります。
一般的なエラーと解決策
利率と期間の単位不一致
Cause: 年利で期間を月数指定など単位が合わない
Solution: 利率を年利/12、期間を年数×12で統一
#NUM! エラー
Cause: 利率0でnper≠0、または支払額と将来価値が同じ符号
Solution: 引数の符号と値を確認
予想外の結果
Cause: 支払額の符号が逆
Solution: 支出は負の値、収入は正の値で入力
注記
- 関連財務関数:PMT、FV、NPV、IPMT、PPMT
- キャッシュフロー計算では支出を負、収入を正で表現
- Excel 2007以降で使用可能
- 複利計算に基づく正確な現在価値
互換性
利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365
利用不可:
コンテンツ最終レビュー: December 11, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+