クイックナビゲーション
PRICEMAT関数
概要
PRICEMAT関数は、満期日に利息が支払われる証券(債券など)の額面100円あたりの価格を計算します。発行日から受渡日までの利息を考慮した満期価値ベースの価格を返します。
構文
PRICEMAT(受渡日, 満期日, 発行日, 利率, 利回り, [基準])
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 受渡日 | Date |
はい | 証券の受渡日(発行日以降)。売買代金の決済日です。 |
| 満期日 | Date |
はい | 証券の満期日(支払期日)です。 |
| 発行日 | Date |
はい | 証券の発行日です。シリアル値で指定します。 |
| 利率 | Number |
はい | 発行時の証券の年利(パーセンテージで入力)です。 |
| 利回り | Number |
はい | 証券の年間利回り(パーセンテージで入力)です。 |
| 基準 | Number |
いいえ | 日数計算基準(0-4)。省略時は0(NASD方式) |
PRICEMAT関数の使用
PRICEMATは満期利息付き債券の価格を正確に計算します。発行日から受渡日までの利息分を満期価値に加算し、指定利回りで現在価値を割り引くことで適正価格を求めます。債券投資や財務モデリングで欠かせない関数です。
PRICEMATの一般的な例
基本的な債券価格計算
=PRICEMAT(DATE(2008,2,15),DATE(2008,4,13),DATE(2007,11,11),0.061,0.061,0)
2007/11/11発行、2008/2/15受渡、2008/4/13満期の6.1%債券価格をNASD基準で計算。結果:99.98円。
実際の日数基準での計算
=PRICEMAT("2008/2/15",DATE(2008,6,30),DATE(2008,1,1),0.05,0.055,1)
実際の日数/実際の日数基準(1)で半年満期債券の価格を計算します。
よくある質問
DATE関数を使用するか、数式結果で指定してください。文字列直接入力はエラーの原因になります。例:DATE(2008,5,23)
0=NASD(30/360)、1=実際/実際、2=実際/360、3=実際/365、4=欧州(30/360)。債券種類に応じて選択します。
利率は発行時のクーポンレート、利回りは市場要求収益率です。通常利回り≥利率でディスカウント価格になります。
一般的なエラーと解決策
#NUM!エラー
Cause: 利率<0、利回り<0、基準が0-4以外、受渡日≥満期日
Solution: 数値範囲と日付の論理順序を確認してください。
#VALUE!エラー
Cause: 無効な日付指定
Solution: DATE関数や有効なシリアル値を使用してください。
小数切り捨て
Cause: 日付引数に小数指定
Solution: 整数日付のみ使用(DATE関数推奨)
注記
- 日付は1900/1/1を1とするシリアル値で処理されます。
- 受渡日は必ず発行日より後、満期日前でなければなりません。
- 額面100円あたりの価格を返します。
- 関数は内部で複雑な利息割り引数式を使用しています。
互換性
利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365
利用不可: Excel 2003以前
コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+