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NPV関数 - 投資の正味現在価値を計算
概要
NPV関数は、指定された割引率を用いて一連の将来キャッシュフローの正味現在価値を計算します。投資判断の重要な財務指標として使用され、正の値は投資採算性あり、負の値は投資見送りを示します。
構文
NPV(割引率,値1,[値2],...)
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 割引率 | 数値 |
はい | 投資期間を通じて一定の割引率を指定。年率で入力(例:10%→0.1) |
| 値1 | 数値 |
はい | 1期目の期末キャッシュフロー。負値=投資、正値=収益 |
| 値2,... | 数値 |
いいえ | 2期目以降の期末キャッシュフロー(最大253個) |
NPV関数の使用
NPV関数は投資プロジェクトの収益性を評価するために使用します。初期投資を別途加算し、全キャッシュフローを現在価値に割り引くことで、投資の真の価値を把握できます。
NPVの一般的な例
基本的な3年投資評価
=NPV(0.1,B2:B4)
10%割引率で3年間のキャッシュフローの現在価値を計算。初期投資は別途加算必要。
初期投資を含む完全計算
=NPV(A2,B3:B7)+B2
初期投資(-400万円)をNPV計算結果に直接加算し、完全な正味現在価値を取得。結果:¥192,206
追加損失考慮の保守的評価
=NPV(A2,B3:B8,-900000)+B2
6年目に90万円損失を追加考慮した保守的なNPV計算。結果:(¥374,947)
よくある質問
初期投資は1期目より前のキャッシュフローなので、NPV関数の外で別途加算します。=NPV(利率,収益範囲)+初期投資
NPVは不均等キャッシュフロー・期末前提、PVは均等キャッシュフロー・期首/期末選択可能が主な違いです。
NPV>0の場合、指定割引率で投資が収益を生むことを示し、投資実行が経済的に合理的です。
一般的なエラーと解決策
#VALUE! エラー
Cause: 割引率またはキャッシュフローにテキストやエラー値が含まれる
Solution: 数値のみを使用し、空白セル・論理値は自動無視されます
初期投資をNPV内に含めて計算
Cause: 初期投資を値1に含めると1期分多く割り引かれる
Solution: 初期投資はNPV()の外で加算:=NPV(利率,範囲)+初期投資
割引率をパーセントで入力
Cause: 10%を0.1ではなく10と入力
Solution: 割引率は小数で入力(10%→0.1、5%→0.05)
注記
- 投資開始は値1発生の1期前と仮定
- キャッシュフロー順序が計算順序に影響
- 配列・範囲参照時は数値のみ計算対象
- NPV(IRR(範囲),範囲)=0が成り立つ
- XNPV関数で不定期キャッシュフロー対応可能
互換性
利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365
利用不可:
コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+