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NORM.S.DIST関数
概要
NORM.S.DIST関数は、標準正規分布(平均0、標準偏差1)の分布関数または確率密度関数を計算します。統計解析や品質管理で標準化されたデータを扱う際に必須の関数です。
構文
NORM.S.DIST(z,累積)
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| z | Number |
はい | 標準正規分布の値(Z値)です。分布を計算する対象値です。 |
| 累積 | Boolean |
はい | TRUE:累積分布関数、FALSE:確率密度関数を返します |
NORM.S.DIST関数の使用
NORM.S.DISTは統計学で最も重要な標準正規分布をExcelで簡単に扱える関数です。実験データや観測値を標準化(Z値変換)した後、この関数で確率を計算します。品質管理、試験結果分析、投資リスク評価などで活用されます。
NORM.S.DISTの一般的な例
累積分布関数の計算
=NORM.S.DIST(1.333333,TRUE)
Z値1.333333までの累積確率を計算(約90.88%)し、上位10%の閾値を判定します。
確率密度関数の計算
=NORM.S.DIST(1.333333,FALSE)
Z値1.333333における確率密度(約0.164)を計算し、正規分布の形状を分析します。
品質管理での使用
=NORM.S.DIST((A2-平均)/標準偏差,TRUE)
製品寸法を標準化し、不良率を計算します。
よくある質問
累積引数は必須です。省略すると#VALUE!エラーが発生します。
負のZ値でも正常に計算されます。標準正規分布は左右対称です。
NORM.S.DISTは標準正規分布(平均0、標準偏差1)専用。NORM.DISTは任意の平均・標準偏差を指定可能。
一般的なエラーと解決策
#VALUE!エラー
Cause: z値または累積引数が数値/論理値でない
Solution: zには数値、累積にはTRUE/FALSEを指定してください
#NUM!エラー
Cause: 入力値が極端に大きい
Solution: 現実的なZ値範囲(-10〜10)で使用してください
注記
- Excel 2010以降で使用可能
- Z値の計算にはSTANDARDIZE関数と組み合わせ
- 大量データ分析では配列数式対応
- 日本語版Excelでも同じ構文
互換性
利用可能: Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365
利用不可: Excel 2007以前
コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2010+