TRUNC関数

Excel 2007+

概要

TRUNC関数は、数値の小数部を指定した桁数で切り捨てて整数を返します。負の数値でも小数部を単純に削除するため、INT関数とは異なる結果となります。データ処理や財務計算で正確な切り捨てが必要な場面で活用されます。

構文

TRUNC(数値, [桁数])

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
数値 Number はい 切り捨て対象の数値(必須)
桁数 Integer いいえ 小数点以下の桁数(省略可、デフォルト0)

TRUNC関数の使用

TRUNC関数は、数値の小数部を強制的に削除する際に使用します。財務データの丸め処理、在庫計算、四捨五入ではなく正確な切り捨てが必要な場面で特に有効です。桁数パラメータにより、小数第1位、第2位など細かい制御が可能です。

TRUNCの一般的な例

基本的な整数切り捨て

=TRUNC(8.9)

8.9の小数部を削除し、整数8を返します。

負数の切り捨て

=TRUNC(-8.9)

負数-8.9の小数部を削除し、-8を返します(INT関数とは異なります)。

小数第1位までの切り捨て

=TRUNC(3.14159, 1)

3.14159を小数第1位まで切り捨てし、3.1を返します。

ゼロ近傍の処理

=TRUNC(0.85)

0.85を整数に切り捨てし、0を返します。

よくある質問

TRUNCは小数部を単純削除しますが、INTは負数で最も小さい整数(-8.9なら-9)を返します。TRUNC(-8.9)は-8です。

桁数省略時は0となり、整数部のみを返します。

数値以外はエラーになります。事前に数値変換が必要です。

一般的なエラーと解決策

#VALUE! エラー

Cause: 数値または桁数引数が不適切な型です

Solution: 数値を確認し、VALUE関数で変換してください

#NUM! エラー

Cause: 桁数に負の値を指定しました

Solution: 桁数には0以上の整数を指定してください

注記

  • Excel 2007以降で利用可能
  • 負数ではINT関数と結果が異なります
  • ROUND関数は四捨五入、TRUNCは切り捨てです
  • 財務計算でよく使用されます

互換性

利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2003以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+