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TRUNC関数
概要
TRUNC関数は、数値の小数部を指定した桁数で切り捨てて整数を返します。負の数値でも小数部を単純に削除するため、INT関数とは異なる結果となります。データ処理や財務計算で正確な切り捨てが必要な場面で活用されます。
構文
TRUNC(数値, [桁数])
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 数値 | Number |
はい | 切り捨て対象の数値(必須) |
| 桁数 | Integer |
いいえ | 小数点以下の桁数(省略可、デフォルト0) |
TRUNC関数の使用
TRUNC関数は、数値の小数部を強制的に削除する際に使用します。財務データの丸め処理、在庫計算、四捨五入ではなく正確な切り捨てが必要な場面で特に有効です。桁数パラメータにより、小数第1位、第2位など細かい制御が可能です。
TRUNCの一般的な例
基本的な整数切り捨て
=TRUNC(8.9)
8.9の小数部を削除し、整数8を返します。
負数の切り捨て
=TRUNC(-8.9)
負数-8.9の小数部を削除し、-8を返します(INT関数とは異なります)。
小数第1位までの切り捨て
=TRUNC(3.14159, 1)
3.14159を小数第1位まで切り捨てし、3.1を返します。
ゼロ近傍の処理
=TRUNC(0.85)
0.85を整数に切り捨てし、0を返します。
よくある質問
TRUNCは小数部を単純削除しますが、INTは負数で最も小さい整数(-8.9なら-9)を返します。TRUNC(-8.9)は-8です。
桁数省略時は0となり、整数部のみを返します。
数値以外はエラーになります。事前に数値変換が必要です。
一般的なエラーと解決策
#VALUE! エラー
Cause: 数値または桁数引数が不適切な型です
Solution: 数値を確認し、VALUE関数で変換してください
#NUM! エラー
Cause: 桁数に負の値を指定しました
Solution: 桁数には0以上の整数を指定してください
注記
- Excel 2007以降で利用可能
- 負数ではINT関数と結果が異なります
- ROUND関数は四捨五入、TRUNCは切り捨てです
- 財務計算でよく使用されます
互換性
利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365
利用不可: Excel 2003以前
コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+