VAR 関数

Excel 2007+

概要

母集団の標本から不偏分散を計算し、データのばらつきを定量的に評価します。統計分析の基礎となる重要な関数です。

構文

VAR(数値1,[数値2],...)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
数値1 Number はい 母集団の標本に対応する最初の数値引数
数値2,... Number いいえ 母集団サンプルに対応する2〜255番目の数値引数

VAR関数の使用

テストデータのばらつき分析、品質管理、投資リスク評価、試験結果の分散分析など統計的解析全般に活用。

VARの一般的な例

部品強度データの分散計算

=VAR(A2:A11)

A2:A11範囲の10個の強度データを対象に標本分散を計算(結果:754.2667)

売上データのばらつき分析

=VAR(B2:B20)

月次売上19件の分散を算出して販売安定性を評価

気温データの変動度測定

=VAR(C5:C15,D10:D20)

2つの気温データセットの分散を個別に計算

よくある質問

VARは標本データ(n-1で除算)、VARPは母集団データ(nで除算)用です。サンプル分析時はVARを使用。

空白セル、論理値、文字列、エラー値は自動的に無視され、数値のみ計算対象となります。

VARA関数を使用してください。TRUE/FALSEを1/0として分散計算します。

一般的なエラーと解決策

#VALUE!

Cause: 数値以外のデータ型を含む

Solution: 数値のみを指定するか、VARA関数を使用

#DIV/0!

Cause: 数値が1つ以下

Solution: 2つ以上の数値を指定

予期しない結果

Cause: 母集団全体を標本として扱う

Solution: 母集団の場合はVARP、標本の場合はVARを使用

注記

  • VAR.S関数が推奨代替(Excel 2010以降)
  • 下位互換性で現行版でも使用可能
  • 分散=データの平均からの偏差の二乗平均(不偏)

互換性

利用可能: Excel 2007+, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 365

利用不可:

コンテンツ最終レビュー: December 11, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+