DSTDEV関数

Excel 2007+, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 365

概要

DSTDEV関数は、データベース内の指定フィールドから条件に一致するレコードを抽出して標本とし、母集団の標準偏差を計算します。データベース関数の中でも特に統計分析に有用な関数です。

構文

DSTDEV(データベース, フィールド, 検索条件)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
データベース 範囲 はい リストまたはデータベースを構成するセル範囲。先頭行に列見出しが必要。
フィールド 文字列/数値 はい 列名("収穫高")または列番号(1, 2, 3...)で指定。
検索条件 範囲 はい 列見出しとその下の条件値を含む範囲。

DSTDEV関数の使用

データベース関数DSTDEVは、大規模データから特定の条件を満たすレコードだけを抽出し、その標本から母集団標準偏差を計算します。通常のSTDEV関数とは異なり、データベース構造を前提とした高度な統計計算が可能です。

DSTDEVの一般的な例

果樹園の収穫高標準偏差

=DSTDEV(A5:E11,"収穫高",A1:A3)

りんごと梨の収穫高フィールドの母集団標準偏差を計算(結果:2.96648)

売上条件付き標準偏差

=DSTDEV(A1:D100,"売上",F1:F2)

売上額が100万円超の商品の標準偏差を計算

列番号指定例

=DSTDEV(A1:E50,3,G1:G2)

3列目のデータを条件抽出して標準偏差計算

よくある質問

DSTDEVはデータベース関数で条件抽出後に標本から母集団標準偏差を計算。STDEVは単純な範囲の標本標準偏差です。

列見出しを"ダブルクォート"で囲むか、列番号(1開始)をそのまま指定します。

列見出し行とその下の条件値行を最低1行ずつ含む範囲を指定します。

一般的なエラーと解決策

#VALUE! エラー

Cause: データベース範囲にヘッダー行がない

Solution: データベースの先頭行に列見出しを必ず設定してください

条件に一致しない

Cause: 検索条件範囲の形式が不適切

Solution: 列見出しと条件値が正しく対応しているか確認

#NUM! エラー

Cause: 標本レコードが1件未満

Solution: 条件に一致するデータが2件以上あることを確認

注記

  • 母集団標準偏差(nで割る)を使用
  • DSTDEVPは標本標準偏差(n-1で割る)
  • 検索条件範囲はデータベースと重複しない
  • 条件範囲の最終行下は空けておく

互換性

利用可能: Excel 2007+, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 365

利用不可:

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 365