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PRICE 関数
概要
定期的に利息が支払われる証券(債券など)の額面100単位あたりの価格を計算します。受渡日から満期日までの利回りを基に、正確な債券価格を求める金融専門関数です。
構文
PRICE(受渡日, 満期日, 利率, 利回り, 償還価額, 頻度, [基準])
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 受渡日 | Date |
はい | 証券購入の決済日(DATE関数推奨) |
| 満期日 | Date |
はい | 証券の満期・償還日 |
| 利率 | Number |
はい | 年利(例:0.0575=5.75%) |
| 利回り | Number |
はい | 期待年間利回り |
| 償還価額 | Number |
はい | 額面100に対する償還金 |
| 頻度 | Number |
はい | 支払頻度(1,2,4のみ有効) |
| 基準 | Number |
いいえ | 日数基準(省略時=0) |
PRICE関数の使用
PRICE関数は債券投資家・金融アナリストが債券の公正価格を計算するために使用します。市場利回りとクーポン利率の差を考慮し、受渡時点の正確な購入価格を算出。ポートフォリオ評価や取引判断に不可欠です。
PRICEの一般的な例
基本的な債券価格計算
=PRICE(DATE(2008,2,15),DATE(2017,11,15),0.0575,0.065,100,2,0)
2008年2月15日受渡、2017年11月15日満期、年利5.75%、利回り6.5%、半年利払いの債券価格を計算(結果約94.63)
四半期利払い債券
=PRICE(A2,B2,C2,D2,100,4,1)
四半期利払い(頻度=4)、実際日数/実際日数基準(基準=1)で価格計算
年利払い国債
=PRICE(DATE(2023,1,1),DATE(2033,1,1),0.02,0.025,100,1)
10年国債(年1回利払い)の現在価値を算出
よくある質問
DATE(年,月,日)関数を使用するか、シリアル値で入力。文字列入力は#VALUE!エラーの原因となります。
1(年1回)、2(半年)、4(四半期)の3択のみ。それ以外は#NUM!エラー。
0=30/360(NASD)、1=実日/実日、2=実日/360、3=実日/365、4=30/360(欧州)
額面100基準なので通常100。額面割れ償還時は100未満を指定。
一般的なエラーと解決策
#NUM!
Cause: 受渡日≥満期日、利率<0、利回り<0、償還価額≤0、頻度≠1,2,4、基準∉0-4
Solution: 全パラメータの妥当性を確認
#VALUE!
Cause: 受渡日・満期日が無効な日付
Solution: DATE関数で正しい日付を指定
#NAME?
Cause: PRICEが認識されない
Solution: Excel 2007以降で使用。スペルミス確認
注記
- 額面100単位基準で結果表示
- 計算式は複雑な利払日数調整を含む
- 日付は必ずDATE関数使用推奨
- 金融関数カテゴリの標準関数
互換性
利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365
利用不可:
コンテンツ最終レビュー: December 11, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+