PRICE 関数

Excel 2007+

概要

定期的に利息が支払われる証券(債券など)の額面100単位あたりの価格を計算します。受渡日から満期日までの利回りを基に、正確な債券価格を求める金融専門関数です。

構文

PRICE(受渡日, 満期日, 利率, 利回り, 償還価額, 頻度, [基準])

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
受渡日 Date はい 証券購入の決済日(DATE関数推奨)
満期日 Date はい 証券の満期・償還日
利率 Number はい 年利(例:0.0575=5.75%)
利回り Number はい 期待年間利回り
償還価額 Number はい 額面100に対する償還金
頻度 Number はい 支払頻度(1,2,4のみ有効)
基準 Number いいえ 日数基準(省略時=0)

PRICE関数の使用

PRICE関数は債券投資家・金融アナリストが債券の公正価格を計算するために使用します。市場利回りとクーポン利率の差を考慮し、受渡時点の正確な購入価格を算出。ポートフォリオ評価や取引判断に不可欠です。

PRICEの一般的な例

基本的な債券価格計算

=PRICE(DATE(2008,2,15),DATE(2017,11,15),0.0575,0.065,100,2,0)

2008年2月15日受渡、2017年11月15日満期、年利5.75%、利回り6.5%、半年利払いの債券価格を計算(結果約94.63)

四半期利払い債券

=PRICE(A2,B2,C2,D2,100,4,1)

四半期利払い(頻度=4)、実際日数/実際日数基準(基準=1)で価格計算

年利払い国債

=PRICE(DATE(2023,1,1),DATE(2033,1,1),0.02,0.025,100,1)

10年国債(年1回利払い)の現在価値を算出

よくある質問

DATE(年,月,日)関数を使用するか、シリアル値で入力。文字列入力は#VALUE!エラーの原因となります。

1(年1回)、2(半年)、4(四半期)の3択のみ。それ以外は#NUM!エラー。

0=30/360(NASD)、1=実日/実日、2=実日/360、3=実日/365、4=30/360(欧州)

額面100基準なので通常100。額面割れ償還時は100未満を指定。

一般的なエラーと解決策

#NUM!

Cause: 受渡日≥満期日、利率<0、利回り<0、償還価額≤0、頻度≠1,2,4、基準∉0-4

Solution: 全パラメータの妥当性を確認

#VALUE!

Cause: 受渡日・満期日が無効な日付

Solution: DATE関数で正しい日付を指定

#NAME?

Cause: PRICEが認識されない

Solution: Excel 2007以降で使用。スペルミス確認

注記

  • 額面100単位基準で結果表示
  • 計算式は複雑な利払日数調整を含む
  • 日付は必ずDATE関数使用推奨
  • 金融関数カテゴリの標準関数

互換性

利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可:

コンテンツ最終レビュー: December 11, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+