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ISPMT関数
概要
ISPMT関数は、元金定額払い方式のローンや投資において、特定の期間に支払われる(または受け取られる)利息を計算します。均等元金返済の利息計算に特化した関数です。
構文
ISPMT(利率, 期, 期間, 現在価値)
パラメータ
| パラメータ | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 利率 | Number |
はい | 投資またはローンの利率。各期間の利息計算に使用。年利12%の月次払いなら12%/12を使用 |
| 期 | Number |
はい | 利息を計算する対象期間。0から期間の値までの整数で指定。1ではなく0からカウント開始 |
| 期間 | Number |
はい | 投資またはローン全体の総期間(支払回数)。月次なら年数×12で指定 |
| 現在価値 | Number |
はい | ローンの場合は借入金額(正の値)、投資の場合は初期投資額(負の値) |
ISPMT関数の使用
ISPMT関数は、元金定額払い(均等元金返済)のローン償却表作成に最適です。通常の定額払い(IPMT関数)とは異なり、各期間同じ元金を返済し、利息は残高に応じて減少します。Rateと期間の単位を一致させる(月次なら両方月単位)が重要です。
ISPMTの一般的な例
100万円・年利6%・3年月賦ローンの初月利息
=ISPMT(6%/12, 0, 3*12, 1000000)
均等元金返済の初月(0期)利息を計算。約30,000円の利息が計算されます。
2年目の6ヶ月目(13期)の利息
=ISPMT(6%/12, 13, 24, 1000000)
残高減少に伴い利息も減少した値を算出。
最終期間の利息確認
=ISPMT(5%/12, 23, 24, 500000)
最終期は残高が少なくなり利息も最小になります。
よくある質問
IPMTは定額払い(元利均等方式)、ISPMTは元金定額払い方式の利息計算専用です。返済スケジュールが異なります。
いいえ、0から始まります。1期目は「0」、最終期は「期間-1」で指定します。
投資(出金)の場合は負の現在価値を使用すると正しい利息(負値)が返ります。
一般的なエラーと解決策
#VALUE! エラー
Cause: 引数の単位が不一致(年利で月次期間など)
Solution: Rateを月次なら年利/12、期間を年数×12で統一
#NUM! エラー
Cause: 期が0より小さいか、期間より大きい
Solution: 期を0〜(期間-1)の範囲で指定
予期しない利息額
Cause: 現在価値の符号が誤り
Solution: ローンは正、投資は負で指定
注記
- Rateと期間の単位を必ず一致させる(月次・年次など)
- 出金(投資・預金)は負、入金(ローン受入)は正の符号で統一
- 期は0ベース(0=初回、nper-1=最終回)
- IPMT(定額払い)と併用して償却表完成
- Excel 2007以降で利用可能
互換性
利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365
利用不可: Excel 2003以前
コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+