VARPA関数 - 母集団分散(論理値対応)

Excel 2007+

概要

VARPA関数は、指定されたデータセット全体を母集団として扱い、論理値や文字列も数値として解釈して分散を計算します。TRUE/FALSEや数値文字列を含むデータセットに最適です。

構文

VARPA(値1, [値2], ...)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
値1 Any はい 母集団の最初のデータポイント。数値、配列、範囲参照、数値文字列、論理値が使用可能。
値2以降 Any いいえ 追加のデータポイント。最大255個まで指定可能。

VARPA関数の使用

VARPAはデータ分析で母集団全体のばらつきを測定する際に使用します。サンプルデータではなく全データを扱う場合や、TRUE/FALSE値を含むテスト結果・アンケートデータを分析する際に最適です。

VARPAの一般的な例

部品強度の母集団分散

=VARPA(A2:A11)

10個の部品強度データ(1345,1301,...)の母集団分散を計算。結果:678.84。製造全数データに使用。

テスト結果の分散(TRUE/FALSE含む)

=VARPA(B2:B10)

テスト通過(TRUE=1)・不合格(FALSE=0)データの分散分析。品質管理に有用。

売上データの分散比較

=VARPA(C2:C5,D2:D5)

複数範囲を結合して全店舗の売上分散を母集団として計算。

よくある質問

VARPAは論理値(TRUE/FALSE)や数値文字列を計算対象に含めます。VARPは数値のみを対象とし、それらを無視します。

サンプル(標本)の場合はVARA関数を使用してください。母集団の場合はVARPAを使用。

配列や範囲内の空白セルと文字列(数値でない)は自動的に無視されます。

一般的なエラーと解決策

#VALUE! エラー

Cause: エラー値や数値変換不可の文字列が含まれている

Solution: データを確認し、数値・論理値のみを使用する

#DIV/0! エラー

Cause: すべての値が同一の場合(分散=0)

Solution: 分散が計算できない均一データを確認

引数が多すぎる

Cause: 255個を超える引数を指定

Solution: 最大255個までの引数に制限

注記

  • TRUEは1、FALSEと文字列は0として計算
  • 空白セルは計算から除外
  • 数値でない文字列→エラー
  • Excel 2007以降で使用可能
  • 統計分析の基礎関数

互換性

利用可能: Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2003以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2007+