T.INV.2T関数

Excel 2010+

概要

T.INV.2T関数は、スチューデントのt分布の両側逆関数値を計算します。指定した確率と自由度に基づいて、統計分析で重要な臨界値を求め、信頼区間や仮説検定に活用されます。

構文

T.INV.2T(確率, 自由度)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
確率 Number はい スチューデントのt分布の両側確率を指定します。0を超え1未満の値でなければなりません。
自由度 Number はい t分布の自由度を指定します。正の整数または1以上の数値が必要です。

T.INV.2T関数の使用

統計分析で最も頻繁に使用される関数の一つです。t検定の臨界値計算、信頼区間の設定、仮説検定などで活用され、研究・品質管理・市場調査など幅広い分野で必須です。

T.INV.2Tの一般的な例

基本的な両側t値計算

=T.INV.2T(0.05,30)

自由度30で両側5%のt値を計算(約2.042)

実データでの使用例

=T.INV.2T(A1,A2)

セルA1に確率、A2に自由度が入っている場合のt値計算。サンプルでは確率0.546449、自由度60で0.606533が返る

片側t値の計算

=T.INV.2T(2*A1, A2)

両側確率を2倍にして片側t値を計算

よくある質問

0 < 確率 < 1 の値を指定してください。両側確率を表します(例:5%検定なら0.05)

小数点以下が切り捨てられますが、整数値での使用を推奨します

両側確率の2倍を指定してください。例:片側5%ならT.INV.2T(0.10, 自由度)

T.INVは片側逆関数、T.INV.2Tは両側逆関数です

一般的なエラーと解決策

#NUM! エラー

Cause: 確率が0以下または1以上、または自由度が1未満

Solution: 確率は0超1未満、自由度は1以上の値を確認

#VALUE! エラー

Cause: 引数に数値以外が指定されている

Solution: 数値引数を確認し、文字列や空白セルを修正

予想外の結果

Cause: 片側と両側の混同

Solution: 検定の種類に応じて適切な関数を選択

注記

  • P(|X| > t) = 確率となるt値を返します
  • T.DIST.2T関数の精度に依存します
  • 大規模サンプルではZ分布値に近づきます
  • 研究論文やレポート作成で頻用

互換性

利用可能: Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2007以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2010+