T.DIST.RT関数

Excel 2010+

概要

T.DIST.RT関数は、スチューデントのt分布の右側尾部の確率値を返します。少数のサンプルデータから仮説検定を行う際に活用され、伝統的なt分布表の代わりとして使用可能です。

構文

T.DIST.RT(x,自由度)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
x Number はい t分布の計算対象となる数値です。
自由度 Integer はい 分布の形状を決定する自由度の整数値です(1以上)

T.DIST.RT関数の使用

統計分析でt検定の片側検定結果を得る際に使用します。実験データやアンケート結果の有意性検証に適しており、数値入力のみで即座にp値を算出できます。

T.DIST.RTの一般的な例

基本的な右側t分布計算

=T.DIST.RT(1.96,60)

自由度60でのt値1.96の右側確率(約0.027)を計算。片側5%水準の臨界値を判定。

実験データの有意性検証

=T.DIST.RT(A2,A3)

セルA2にt統計量、A3に自由度を入力し、右側p値を計算(サンプル結果:0.027322)

よくある質問

右側片側検定が必要なt検定で使用します。帰無仮説が片側に偏る場合に適しています。

T.DIST.RTは右側のみ、T.DIST.2Tは両側確率を計算します。検定の種類に応じて選択してください。

一般的なエラーと解決策

#NUM! エラー

Cause: 自由度が1未満の値

Solution: 自由度引数に1以上の整数を指定してください

#VALUE! エラー

Cause: 数値以外の引数

Solution: xと自由度の両方に数値のみを入力してください

注記

  • Excel 2010以降の機能です
  • 自由度は標本サイズから計算(n-1)
  • 右側尾部のみの確率値を返します
  • 大規模標本では正規分布に近似

互換性

利用可能: Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2007以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2010+