T.DIST.2T関数

Excel 2010+

概要

T.DIST.2T関数は、スチューデントの両側t分布の確率値を計算します。小標本データでの統計的仮説検定に最適で、従来のt分布表を代替する便利なツールです。Excel 2010以降で利用可能。

構文

T.DIST.2T(x, 自由度)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
x Number はい t分布の計算対象となる数値。負の値はエラーとなります。
自由度 Integer はい 標本サイズから計算される自由度。1未満はエラーとなります。

T.DIST.2T関数の使用

統計解析で両側t検定のp値を求める際に使用します。t値と自由度を指定するだけで、両側の尾部確率を即座に計算可能。研究や品質管理での意思決定を支援します。

T.DIST.2Tの一般的な例

基本的な両側t分布計算

=T.DIST.2T(1.96,60)

t値1.96、自由度60での両側確率を計算(約5.46%)。

実験データ解析

=T.DIST.2T(A2,A3)

セルA2のt値、A3の自由度で両側p値を求めます。

よくある質問

#NUM!エラーが返されます。xは0以上の値を指定してください。

整数のみ受け付けます。小数点の場合は切り捨てられず#NUM!エラーが発生します。

一般的なエラーと解決策

#VALUE!エラー

Cause: xまたは自由度に数値以外を指定

Solution: 数値のみを入力してください。

#NUM!エラー

Cause: x<0または自由度<1

Solution: xは0以上、自由度は1以上の整数を指定

#NAME?エラー

Cause: Excel 2010未満で使用

Solution: Excel 2010以降で使用してください

注記

  • 両側分布専用。一側分布にはT.DIST関数を使用
  • p値として解釈:結果×100でパーセント表示
  • 大規模標本では正規分布に近似
  • 統計ソフトからのExcel移行に最適

互換性

利用可能: Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2007, Excel 2003, Excel XP

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2010+