MODE.MULT 関数

Excel 2010+

概要

MODE.MULT 関数は、指定されたデータセット内で最も頻繁に登場する値(モード)を縦方向の配列として返します。複数のモードが存在する場合、すべてを一度に取得可能で、配列数式として使用する必要があります。

構文

MODE.MULT(数値1,[数値2],...)

パラメータ

パラメータ タイプ 必須 説明
数値1 数値/配列/範囲 はい モード計算のベースとなる最初のデータセット。数値、配列、またはセル範囲で指定。
数値2,... 数値/配列/範囲 いいえ 追加データセット。2~254個まで指定可能。配列参照も使用可

MODE.MULT関数の使用

MODE.MULTはデータ分析で頻出値の特定に最適です。単一モードしか返さないMODE.SNGL関数とは異なり、複数の最頻値が存在する場合でも全てを一度に取得できます。配列数式として入力することで、データ分布の完全な把握が可能になります。

MODE.MULTの一般的な例

基本的な複数モード取得

=MODE.MULT(A2:A13)

データ範囲A2:A13内で1,2,3が各3回登場するため、配列{1;2;3}を返します。配列数式として複数セルに適用する必要があります。

横方向配列への変換

=TRANSPOSE(MODE.MULT(A2:A13))

縦方向配列を横方向に変換して表示。ヘッダー行などに便利です。

よくある質問

データ内に重複値が存在しない場合、モードが存在しないため#N/Aが返されます。また配列数式として正しく入力されていない場合も発生します。

MODE.SNGLは最初のモードのみを返しますが、MODE.MULTは全てのモードを配列で返します。

一般的なエラーと解決策

#N/A エラー

Cause: データに重複値がない、または配列数式として正しく入力されていない

Solution: データを確認し、Ctrl+Shift+Enterで配列数式として入力してください。

#VALUE! エラー

Cause: エラー値や数値変換不可の文字列が含まれている

Solution: 数値のみを含む範囲を確認し、非数値データを除去してください。

注記

  • 配列数式入力必須(Ctrl+Shift+Enter)
  • 文字列・論理値・空白セルは無視
  • 0(ゼロ)は数値として計算対象
  • 横モード表示時はTRANSPOSE関数併用
  • Excel 2010以降でのみ利用可能

互換性

利用可能: Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Excel 2021, Microsoft 365

利用不可: Excel 2007以前

コンテンツ最終レビュー: December 9, 2025
更新頻度: 必要に応じて
テスト済みExcelバージョン: Excel 2010+